あなたは「きちんと派」?それとも「だいたい派」?

2018年9月16日

みなさん、こんにちは

さっそくですが、あなたは、小さい頃

遊んでいたおもちゃの積み木やプラレール、遊び終わったら、きちんともとあった場所にしまうことができたでしょうか?

大きなサイズのパズルや、精巧なプラモデルを最後まできちんとやり遂げることができましたか?

 

 

習い事を始めて、ある程度進んで慣れてくると、飽きて違うものをやりたくなり、「今度はこれやりたい!などと親に言って」

親に、自分でやりたいと言ったんだから、最後までやりなさい!あるいは、小学生のうちはやりなさい!

 

などと、怒られていたでしょうか?

 

私は、おもちゃも上着も、片付けられず、

習い事は、姉や友達の真似をしてあれやこれややりたがりますが、始めるてしばらくすると、

必ず飽きるタイプでした。

でも、親は必ず、ある程度 そろばんなら2級を取るまでとか、

バレーは、小学校のうちはやりなさい

と言って、

そもそも、私の思いつきに任せてあれもこれも習わせてもらえたわけでもなく、

飽きたからといって、すぐに辞めさせてもらえたわけでもありませんでした。

 

特にそろばんは、3級まではスムーズに取れたのですが、2級がなかなか合格できなくて、そのうち小学校も卒業を迎え、中学に入ると部活が忙しくなり、なかなかそろばん教室に通うのも難しくなったのですが、それでも2級受かるまでは辞めてはいけないと言われて、

その2級に合格するまでの1年くらい、けっこう辛かった記憶があります。

姉はどちらかというと、私のように何でも興味をもったことを、すぐにやりたいと言い出すタイプでもなく、

でも、自分がやると決めたものは、とことんやるタイプで

親や他の兄弟からしたら、

姉は「ちゃんとしている」

私は「いい加減」

と思われていたと思います。

 

先日片付けをしていたときに、姉が作ったカーディガンが出てきたのですが、

おそらく中学生のときに作ったと思うのですが、それはそれはきっちり出来上がっていました。

一方、私も何でも姉の真似をしたがる妹でしたから、姉が編み物をすれば、必ず私もやっていましたが、

記憶に残っているのは、靴下を片方編んだら、もう片方を編むのが嫌になってくるのです。

それでも、なんとか仕上げようとすると、必ず左右のサイズが違ってできあがり、とても作品として提出するのが、恥ずかしいものになっていました。

編みかけのマフラーも、おそらくたくさんあったと思います。

 

 

社会人になってからも、

いろいろな事に興味をもち、しばらく夢中になってそのことについて勉強したり、実際試してみたりしますが、

そのうち飽きてしまい、いつの間にか興味が他に移っています。

たまに会うお友達にも、「みどりの最近のブームはなに?」

と、よく聞かれますから(このように聞かれるのは一人ではないです)

大人になっても、その小さい頃の性質は変わっていないようです。

でも、「なんでも興味をもち、勢いよくやりはじめるけど、暫くすると飽きてしまって

ほったらかしにしてしまう。。。」

そんな自分を、やはり責めてしまいます。

「いつも自分は、すぐに飽きてしまい、一つのことをやり遂げることができない。」

と。。

 

それが、もう随分前になりますが、

アーユルヴェーダのクリニックにて、医師の脈診により、

みどりさんは「だいたい派」ですから、

一つのことをずっとやり続けるのは無理です。

それは体質なので一生変わりません。そして変える必要も直す必要もありません。

と、言ってもらって、

なんだか、とてもホッとしたのを覚えています。

 

そして、その後先生の講座に参加したり、著書を読んで学んでいくと、

私は、「だいたい派」で

親や姉はおそらく「きちんと派」

なのだろうというのが、わかってきました。

 

そして、何年もかけて、学びを深めつつ

日常生活でも、そういう視点をもって人を観察するようになり

最近では、自分の

「新しいものに、興味をもち、気軽に始められる性質。

でもそのうちに飽きてしまって、無理してきちんと終わらせようとすると

とてもストレスを感じてしまう性質」

 

そんな自分を、とても肯定できるようになりました。

 

アーユルヴェーダの医師「蓮村誠」先生のツイッターによれば

だいたい派ときちんと派には、こんな特徴があります。

 

物事を始めていくのが好きな人、新しいことに着手していくことが好きなタイプがいます。こういう方は、やり始める時は元気がいいけれど、ある程度までやって馴れてくると飽きてきます。まだ仕事は残っていますが、それを最後までやるのがどうしても辛くなってきて、他の事をしたくなります。そして、違うこと新しいことをやると、また元気になる、という状態を繰り返します。
  こういう行動を、中途半端できちっとしていない感じがして、一般的には良くないことのようだ、と思っている人は多いでしょう。特に大人になるとなおさらでしょうが、実はこれは体質で、一生変わりません。変えようと思っても変えられないのです。というか、変えなくて良いのです。
  こういうタイプの人が物事をやるときには、2つ3つ、4つ5つ、同時に進めていくと良いです。まだ時間があっても、つまらなくなってやめて、2つ目の作業に取り掛かりますが、これは新鮮なので楽しくて元気に取り組めます。
しかしこれも途中で飽きてしまうので、そこでやめて、3つ目に着手する。これで一日終わりますが、こうしていくつかの仕事を同時に抱えながら、新鮮さを感じることをやっていけば、
3つも4つもの仕事が4~5日の間に全部いっぺんに終わっていきます。ちゃんと終わった感があまりありませんが、ある程度終わっていれば本人はそれでいいのです。
  こういうタイプの人は、ものごとの枠組みを作るのが苦手です。学生の頃から、自分は何でも中途半端でちゃんと終わらせたことがない、と思っていることが多く、何でもちゃんと終わらせなくては、と思い込んでいる人が多いです。しかし、ちゃんと終わった感はなくて、なんか終わってるな、くらいの感じがこの体質の方には合っているのです。私はこうした体質を持っている人を「だいたい派」と呼んでいます。
  これに対して、枠をきちっとしていく人がいます。こういう人はなんにでも枠を作り、1から10まで自分の中で管理して、きちっと終わらせようとします。こちらを「きちんと派」と呼びます。
  きちんと派は、始めることはどうでもよくて、むしろ容易に始めません。始める時にはきちっと枠を決めて自分のできる範囲を見定めて、そして始める。いったん始めたからには、ちゃんと自分の納得の行く形で終わらせます。なんとなく終わらないまま、次に行くことが嫌なのです。
  同時並行でいろんなことをやることも苦手で、自分は不器用でいろんなことが同時にできない、と悩んでいる人もいます。1つやるとそれしかできないし、ちゃんと終わらないと気がすまないので、周りからはそれぐらいでいいじゃないですか、と言われてもやめることができません。
「きちんと派」は「だいたい派」にはならないし、その逆もない。生まれながらのもので一生変わりません。
  だいたい派の人がきちんと派のようにしよう、逆にきちんと派がだいたい派のようになろうとすると、苦痛が生じ、疲れて非常に不安定になり緊張が生じ、無理がかかって自分が疲れてきます。
  そんなことをする必要はないよ、ということを私はお伝えしたいです。人にはいろんなタイプがあり、自分らしく生きないと自分を苦しめることになります。

 

このアーユルヴェーダの体質論は、

思いこみ」という毒が出る本 不安や怒りが消える処方箋

自分を好きになる技術 人を受けいれる技術

この2冊の本に、詳しく書かれているので、
ご興味のある方はぜひ読んで欲しいのですが

蓮村先生のツイートの最後にあるように、

大切なのは、どの体質がよいとか悪いとかではなく

人には、いろんなタイプがあり、その自分のタイプ(体質)を知り、自分らしく生きないと、

どんなに努力しても幸せになれないし、空回りばかりして、どんどん自分が消耗してきてしまうということです。

 

本来なら、自分の体質や性質は自分で、潜在的によくわかっています。

でも、親のしつけや、最初に就職した会社での上司のやり方、

一般社会の常識などで、自分の体質を正しく認識している人がいがいと多いのです。

 

蓮村先生も、診察を続ける中で、その認識が間違ってるがゆえに無理を重ねストレスを溜めて、

それが身体のいろんな症状として現れているケースがとても多いので、

先ほど紹介した、体質に関するご著書を執筆しようと思ったそうです。

 

クリニックの診察時にも、必ずあなたは「だいたい派」です、あるいは「きちんと派」です。

と伝えるようにしているそうです。

 

アーユルヴェーダの体質は、

9つのカテゴリーがあり18タイプに分かれていて

「きちんと派」と「だいたい派」以外にも

「事後承諾派」と「同意依存派」

「三本派」と「圏外派」

「創造派」「現実派」

などがあります。

どれも、知るととても納得で

家族や会社の同僚、友達の、

どうにも理解できなかったいろいろな行動が

とてもよく理解できるようになり、人間関係がとても楽になりました。

 

特に、夫と私のこの体質は、

9つのカテゴリーのうち、7つのカテゴリーで、

体質が逆だったため、蓮村先生には

「ここまで体質が違うカップルも、珍しいですね」

と、言われたほどです。

ですから、この体質の違いを知ったことで

その違いによって生じる、日常の些細な食い違いによるストレスが

激減しました。

夫の、私の常識ではああり得ないと思われる行動が、

単なる、そういう体質なだけで、

育った環境が違うからでも、私に対して愛情がないからでもないとわかり、

本当に楽になりました。

そして、7つのカテゴリーにおいて違いがあったおかげで、

この体質論に関しては、かなり理解が深まりました。

 

今日は、「きちんと派」と「だいたい派」に関してご紹介しましたが、

また、折をみて、他のカテゴリーに関しても、ご紹介していきたいと思います。

 

それを知るだけでも、人間関係によるストレスやトラブルが減って、

自分なりの『深呼吸空間』が、作りやすくなること間違いなしです!

 

どうぞお楽しみに!