ご自身の身体を観察する習慣、始めてみませんか?

2019年7月20日

みなさま、こんにちは。

以前に書いた記事で

隠れ便秘にお気をつけ下さい ~理想の便通について~

理想の排泄(便通)について、書きました。

先日、お子さん連れでお母さまが治療にいらして、お母さんの治療中に
お子さん(2歳半)が、「うんち」したいと言い出し、お母さんは、背中に鍼とお灸としている最中なので、ちょっと動きがとれず

代わりに私が、トイレを付き添ったのですが、
便座に座るなり、見事なお通じ!!

「バナナのような形で臭いがなく、軽いので水に浮く 。お尻をふいても、トイレットペーパーにもつかない!」

という、まさに理想のお通じでした。

一番の理想は、朝、朝食前に、スルッと出るのがよくて、夕方に2回目の排泄があることもあるので、まさに夕方、2回目の排泄でした。

そのときそのお子さん熱が少しあり、ふだんよりは少しぐずっていたのですが、それでもこれだけ理想の排泄があれば、心配いらないねと

お母さんと話していたのですが、

排泄したら、よけい元気になったみたいで、お昼寝せずそのまま治療が終わるまで遊んで待っていてくれました。

このお母さんは、4人の子育てをしていて、一番上のお子さんはもう18歳。そのお子さんが小さいときに、歩けなくなってしまうかもしれないという難病になり、それを機に食べる物や身の回りのものを気をつけるようになり、(結果的にその病気は治り、今はとても健康的な青年に成長しています)
いろいろ勉強も続けてきて、ほとんど薬いらずの子育てをしていらっしゃいます。

なので、2歳半のお子さんが少々熱があっても、元気そうなので一緒に連れて治療にみえたのですね。

この写真は、後日、街でばったり会ったときに撮らせてもらいました。

“薬を出さない・注射をしない”自然流の子育てをずっと提唱されてきたことで、有名な 真弓定夫 先生は、

お子さんの様子をみて

「機嫌、元気、快食、快眠、快便 」

なら、病院に行く必要はない。逆にこの5つに問題があれば、病院に行って相談する必要があるとおっしゃいます。

下痢や発熱、鼻水、咳など、何かしら外に出そうとしている症状は、すでに身体が病気と闘っている証拠で、闘うという表現もちょっと過激ですが、ようはすでに身体の免疫機構がしっかり働いて、身体のなかにたまってしまった毒素を排出しようとしていたり、熱を上げることで毒素を燃やしてしまおうとしている状態なので、水分補給さえしっかりやってあげておけば、特別心配はいらないのですよね。身体の免疫機能がしっかり働いている証拠ですからね。

とくに先日の、お子さんの様子をみていて、ほんとにそうだなーと改めて思ったのでした。

ただ、このお母さんは、しっかりお勉強もされたうえで、自然流子育てをしてきて、歴も長く、しかも4人目のお子さんんなので、どっしりと構えていることができますが

これが初めてのお子さんだったりしたら、そうはいかないですよね。

自分の事だったら風邪を引いたとしても、ゆっくり休んでいればよくなってしまうと分かっていても、小さなお子さんのこととなると、やっぱり心配で病院でみてもらって、薬を出してもらって、飲ませることで安心できるというのは、たしかにそうだと思います。

ですが、小さいお子さんほど、身体の生理機能もまだ未熟ですから、よくも悪くも薬の影響は大きいです。身体が理由があって熱を出そうとしているところを、無理やり下げてしまうのは、もちろんそれが必要な場合もありますが、

少しの熱でそれを毎度毎度やるのは、かえって未熟な身体への影響が心配です。

わたしは長年、自然化粧品の販売にも携わってきていて、自分自身がアトピーが化粧品や日用品を変えたことであっさり治ってしまったので、お客様でも同じような方が多くいらっしゃいました。

その中で、やはり私と同じように、そんなに苦労することなく治ってしまうかたは、もともと薬(ステロイドの軟膏を使用している方が多いです)をそんなに常用していた方ではない人が多かったです。

薬を常用していた方は、やはりリバウンドがひどい場合も多く、使うのを断念される方も多かったです。

そもそも化粧品の立場で、アトピーが治る!と言っての販売は禁止されていましたから、決して治りますとは言えないのですが、実際アトピーを克服された方もたくさんいらっしゃるので、そのうわさを聞き、使ってみたいといらっしゃる方は多かったのですが、肌をみれば、薬を使っている人と、使ってない人は一目瞭然でした。そして、薬を常用していた人の肌は、順調に化粧品を使えたとしても、やはり本来の肌の働きを取り戻すのに、かなり時間がかかっていました。

わたし自身も、常用ではなかったものの、ステロイド剤は季節の変わり目など、使っていましたから、飲み薬でもないので、「薬」という感覚もなく使っていましたので、そこまで影響の大きいものとは思っていませんでしたが、

たくさんのお客さんをみている中で、

アトピーじたいは、そんなに問題ではなく、適切に対処してあげれば
とくに小さいお子さんほど回復も早いのですが、

お薬を使い続けてしまった方の場合は、厳しいものがあり

アトピーそのものというよりも、薬を使ってしまった(しかも長く)場合の弊害が大きいなと感じていました。

ですので、できれば薬にはあまり頼らず、生活していけることは望ましいと思うのですが、

それには、やはり私たちの身体や生命(いのち)に関する確かな知識と、そしてよく自分自身のことも、子供たちのことも、家族のことも、しっかりと観察することが大切だなーと思います。

いま、 自然派小児科医・高野先生の講演会 のDVDで、子供たちの病気に関して学んでいるのですが、

【販売開始7/31まで】高野先生講演会「子どもの感染症」オンライン講座
(ケミカルフリーの子育てをずっと実践されてきている岩澤一千乃さんが、名古屋に高野先生をお呼びして講演会を企画されたときの映像です)

この講演の中でも、高野先生自身が、ご自身の子育てにおいて、ホメオパシーを独学で学びながら(のちにしっかり勉強されたそうです)、対応してきたそうで、ホメオパシーを使う場合は、病名とかよりもどんな症状なのか?ということが大切なので、よくよく子供を観察することが大切で、それをやっているうちに、だんだんと子供特徴もわかるようになってくるから、

そのことがとても大切だと仰っていました。

そして、病気は医者や薬が治すものではなくて、「内なるドクター」が治してくれる。。

つまりは、自分の中にある自然治癒力が治してくれるので、(自分が治している)

「自分で治す」という意識がとても大切ともおっしゃっていて、それはわたしがアーユルヴェーダ講座やお灸教室、養生コンサルテーションを通して、常々お伝えしたいと思っていることなので、

とても心強くなりました。

日々の当たり前の暮らしの中で、自分の事も家族のことも観察する

どんなときに排泄が滞るのか、どんなときに発疹が出るのか、どんなときに寝付きが悪くなるのか、どんなときに夜中に目が覚めてしまうのか、どんなときに頭痛が起きるのか、どんなときに立ちくらみがするのか、どんなときに肌が乾燥するのか、どんなときに顔が向くのか、どんなときに排泄が滞るのか?

少し気をつけてみていくと、必ず見えてくるものです。

うちの母なんか、わかりやすいです。

たいて、友達と出かける日が続き、その中でもちょっと気を遣う相手がいたりすると、てきめんにその後体調不良になります。

出かける日が続くと外食が続くわけで、てきめんにお通じに影響します。さらに友達付き合いでも、母はけっこう気を遣うタイプなので、気の知れた相手ならいいのですが、そうでもない相手に付き合うととたんに、気が塞がり血圧が上がり気味になります。

あとは、気温差が激しかったり、雨が降ると調子が悪いです。

わかっていると、対処もしようがあり、そういう場合は少しわたしが時間的に余裕を作って、しっかり話を聞いてあげて、お灸をちょっとしてあげれば、たいてすぐに良くなってしまいます。

これは、わたしが鍼灸師だからとかではなく、ほんとに簡単なお灸でもすぐに良くなってしまうのです。

あと話に付き合ってあげる ←これ、けっこう重要だけど、自分に余裕がないとやってあげられないので、そのために私自身がいろんな意味で余裕を作っておくことも大切で、仕事をキツキツに入れないとか。。睡眠はしっかり確保するとか。。

これって、意識しないとなかなかできない事なのですが、母が元気でいてくれるからこそ、仕事も思いっきりできる環境にあるわけなので、そこはうまいことバランスとっていかないとなと思っているところです。

とりとめもない文章になってしまいましたが、

自分の身体を健康に保つためにも、不用意に無駄な薬に頼らずに生活していくためにも、

やはりしっかりと、自分の身体のこと、生命(いのち)のこと、学ぶ必要があると思います。そして、そのうえでしっかりと観察して、日々の暮らしの中で臨機応変に対応していくことが、

人生100年時代と言われる今の時代に、寝た切りになることなく、元気なままピンピンころりを実現するには、

とても大切だと思うのです。

今月末には、先に紹介した名古屋の 岩澤一千乃 さんのところでも

アーユルヴェーダ講座と、お灸教室をさせてもらうことになりました。

7/31「アーユルヴェーダ自然療法講座」+「はじめてのお灸教室」in 愛知日進

恒例の喫茶カペラでの次回の講座は、8/3(土)

今月から始まった Amane〜幸せと感謝が循環するサロン〜〈品川〉 での次回のアーユルヴェーダ講座は 9/4(水)

です。

お灸教室は、随時受付中です。

『自分にとってのちょうどいいを知る』 お灸教室

今の自分の生活でどんなことに気をつければいいのか、マンツーマンで学びたい、あるいはアドバイスしてほしい人には、

自分の身体を味方につける養生コンサルテーション(健康相談窓口) 

も、人気です。講座にいきたくても、予定が合わないとか、じっくり話を聞いて欲しい人にはこちらがおすすめです。

そして、さらに一番のお勧めは

養生コンサルテーションと、はり灸施術のセットのコース。
特別、前面にメニューとして掲げていないのですが、じつは遠くから通ってくださる患者さんもいらして、そういう方は、定期的な心身のメンテナンスとともに、日々の暮らしの中で自分でもセルフケアができるように、考え方をお伝えしたら、そのときそのときの患者さんの悩みや要望を聞いたうえで、こちらがテーマを用意したりして、お勉強もしてもらいながら、その方の健康的な暮らしをサポートさせてもらうコースです。

2時間のコースで、1時間施術で、1時間お勉強&養生コンサルテーションになります。でも、体調とかをみながら施術が長めになったり、コンサルテーションが長めになったりもします。その方のお悩みや体調に合わせてメニューを組み立てていきます。

ぜひ、定期的にじっくりと、自分の心身のメンテナンスをしていきたいかた、歳を重ねても健康で人生を楽しみたい方には、とてもおすすめのコースです。

いま、不眠や、便秘、冷え性、生理痛、肩凝り、腰痛、頭痛、めまい、むくみ、更年期など、生活に支障が出ている方は、その状態にもよりますが、1、2週間に一度ぐらいの感覚で、集中的にはり灸治療を受けるのがおすすめです。

あまり症状がひどくならないうちにしっかりケアしておくと、健康をたもちやすいです。

ぜひ、ご自身の身体を観察する習慣、始めてみませんか?

お気軽にお問合せも、お待ちしております。