最強のボディーメンテナンスは、身体をゆるめること

健康増進のためになにかしようと思ったときに、まずみなさん考えるのが
ウォーキングやジョギング、筋トレや水泳など、身体を動かすことと 

あと食事を見直すということではないでしょうか?

ですが、運動や食事の質を見直す前にも、まずはやっていただきたいことがあると仰っている方がいらっしゃいます。

東大病院リハビリ科の鍼灸博士 粕谷大智 先生です。

最近、NHKのためしてガッテンなどのテレビ番組にも出演されているので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。

その粕谷先生の最新刊
「東大病院リハビリ科の鍼灸博士が教える 最強のボディメンテナンス 体をゆるめてOFFモードにするセルフ灸&指圧 」

によると

タイトルにまさに書かれているのですが、

健康増進のために、まず必要なこと

すなわち、
最強のボディメンテナンスは、じつは「身体をゆるめること」である

とのことなのです。

粕谷先生によると、

人間には、本来ホメオスタシス(恒常性機能)や、免疫機能などが備わっていて、日々の生活で溜まるストレスや疲労などは、その都度解消できるような仕組みが備わっている。

なのにもかかわらず、慢性的な疲労や疼痛に悩まされている人が多いのは、
脳の機能障害が起こってしまっているからだそうです。

優秀なビジネスマンが、忙しい中でも健康増進のために本を読んだりネットで情報を得たりして、運動を取り入れたり糖質制限をしてみたり、手当たりしだい試してみたけどどれも続かない。。

とおっしゃる方が多いのも

実は身体が疲れすぎていたために、自分自身を感知するセンサーが故障していて、自分にはどういうものが必要なのか、どういうアプローチが最適なのかを把握することができなかったからだと。

著書の中で書かれていました。

疲弊した身体(脳)では、判断力や思考力が低下してしまい、
“自分にとってのちょうどいい”がわからなくなってしまうのですね。

“自分にとってのちょうどいい” これこそがとても大切でこのブログでもたびたびお伝えしていますが、

例えば、“塩味” これなんかはわかりやすいですよね。

ハードにスポーツをして汗を流した日は、やはり塩加減濃い目の味が美味しく感じるし、一日中家の中でのんびり過ごした日なら、特別濃い味のものを欲することはないでしょう。

同じお味噌汁であっても、
その人にとって、必要な濃さのときに、本来は “美味しい” と感じるわけで、お医者様に塩分量をいちいち管理されなくったって、本来なら自分の身体でわかるはずなのです。

でも、それがわからなくなってしまうので、塩分の摂り過ぎで高血圧気味になってしまったりするのですね。

いまちょうど梅仕事の季節ですが

「塩梅(あんばい)」という言葉は、まさに梅しごとからできたそうです。

これは、梅干しを漬ける時の塩加減が由来です。
塩が多ければ保存性は高まるが、塩辛くなり、梅が多いと酸っぱくなります。
味と保存性の絶妙なパランス地点が「塩梅」です。 

http://www.city.chofu.tokyo.jp/www/contents/1496102765629/index.html

わたしたちの自律神経の働きでいえば、交感神経と副交感神経
このどちらも、バランスよくちゃんと働いてくれている状態が、
まさしく“良い塩梅”なわけですね。
どちらかに偏るとわたしたちの身体はありとあらゆる不調の原因となってしまいますから。

現代人は往々にして交感神経が優位になってしまっている人が多いです。パソコンやスマホの普及もその原因の一つだと思われます。
慢性的な疲れや疼痛は、まさに交感神経が優位になってしまっている状態でしょう。

さらに、最近女性に多い、自己免疫疾患は免疫が過剰に働きしかも自分自身を攻撃してしまうわけですが、これは交感神経があまりにも過剰に働き過ぎた結果、それを打ち消すかのように副交感神経が過剰に働いた結果として起こるとも言われています。

ま、いずれにしても、交感神経と副交感神経のバランスが大きく崩れたために、本来自分を守ってくれるはずの免疫が自分自身を攻撃してしまうという、誤作動を起こしてしまうわけです。

これもひとつの脳の機能障害と言えるでしょう。

ですから、そこまで身体が誤作動を起こす前に、
毎日、日中の活動で疲れた体を、きちんとリセットすること

緊張をゆるめて、しっかりリラックスす習慣をとること

それこそが、「最強のボディメンテナンス」だと粕谷先生は仰るのです。

これには、わたしも大賛成です。

ぜひご興味ある方は、
こちらの粕谷先生の著書も読んでみてくださいね。

「東大病院リハビリ科の鍼灸博士が教える 最強のボディメンテナンス 体をゆるめてOFFモードにするセルフ灸&指圧 」

粕谷先生がおすすめする
体をゆるめてOFFモードにするセルフ灸&指圧 のわかりやすい説明も書かれていますし、
自分で改善できる 20の症状別 お灸&指圧 の効果的なツボも紹介されています。

自分一人では、なかなか「ゆるめることがうまくできない」というかたは、

グリーンサロン鍼灸院でも、
『自分にとってのちょうどいいを知る』お灸教室

を随時開催していますので、ぜひこちらもお気軽にお問い合わせくださいね。

先日の日曜日に、粕谷先生の著書の中でも紹介されている
銀座のせんねん灸ショールームでのイベントをお手伝いさせてもらったのですが、

みなさん、とっても真面目!!

お灸なんて、昔はどの家庭でも当たり前のように身体のケアとして使われていて、とにかく気持ちよい!を感じることがまず大事なのですが、

お灸の気持ちよさや、心地よさを日々、感じているのにもかかわらず、

自分のやり方であってるのか?
より効果的なツボの探し方は?

というお悩みを抱えていて、お灸教室や、鍼灸師の相談コーナーに足を運んでくださる方が、とても多かったです。

たしかに、せっかくお灸をやるなら(やっているのなら)より効果的に!!と思う気持ちもわかりますが(^-^;

そういう方のためにも、お灸教室はぜひ一度参加されると良いと思います。

グリーンサロン鍼灸院でのお灸教室は、
インターネットや雑誌などのツボ情報だけでは、決して得ることができない
自分にとって最適なツボを、ご自身で探せるようになるやり方を伝授しています。しかも、自分でツボを探すそのプロセスそのものがスキンケアにもなりますし、頭を使うのではなく、「自分で感じる」ことを大切にしますので、脳の機能障害を修復していくのにも、とても役立つ方法です。

さらに、最近ジワジワと人気が高まってきている
アーユルヴェーダ講座では、

「自分にとってのちょうどいい」を知り、
「自分にとってのちょうどいい」を感じて、

「自分にとってのちょうどいい」を “育む” 

そのための、知識や日常ですぐに取り入れられる実践的な方法をお伝えしています。

「『自分にとってのちょうどいい』を育み、しあわせな自分を育む 」

をテーマに、講座を構成しています。

直近では、7/6(土)、7/11(木)、7/31(水)に開催予定です。
ご興味あるかたは、こちらもお気軽にご連絡お待ちしております。

7/6(土) 高田の馬場 喫茶カペラにて (満員御礼)

7/6(土)11:00 アーユルヴェーダ講座とデトックスランチ@喫茶カペラ 「ダルマ(使命)を為して、人との共生を生きる」

7/11(木)Amane〜幸せと感謝が循環するサロン〜〈品川〉にて

しあわせな自分を育むアーユルヴェーダ

7/31(水) 10:00~ 愛知・日進にて

 詳細はこれからです。

これから夏に向かって、わたしたちの体力は一年度一番低下する時期になります。

ぜひ、何かを頑張る前に、
体をゆるめる習慣、心がけてみてくださいね。