食事は楽しみつつ健康増進したい人へ

誰しも歳を重ねても健康でいたいという思いはお持ちですよね!?

そして、健康であれば仕事だって、趣味だって、遊びだって、思いっきりできる!!

テレビをつければ、健康によいとされるものを紹介してくれる情報番組はもちろん、お医者様が出てきて、いろいろな見つけにくい病気に関して解説してくれるような番組なども、それこそ毎日のように放映されていますから、

きっと多くの人が健康に関心を寄せていらっしゃることと思います。

とはいえ、健康のために美味しい食事を制限するというのは、なかなか難しいですよね。今、すでに血糖値が高めとか、コレステロールが高めとか、高血圧きみなど、健康診断で注意を受けている人でさえ、やっぱり美味しい食事を目の前にしたら、そうそうセーブできるものではありません。

そもそも、それがセーブできるようなら、おそらく健康診断で注意を受けるような数値にはなっていないはずですから。。

健康診断の数値に異常がなくても、最近食べる量は変わらないのに太ってきたとか、寝ても寝ても、疲れがとれないとか、手足が冷えるとか、浮腫むようになったとか、ときどき立ちくらみがするとか、40歳も過ぎれば何かしらプチ不調を抱えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?

そして、なんらか食事を気をつけたほうがよいのでは?

と思ってはいても、どっから手をつけてよいかわからないとか、

情報もたくさんあり過ぎて、『お肉を食べたほうがよい」と言われたり、日本の伝統にのっとった「玄米菜食がよい」と言われたり、

そうかと思えば「糖質オフがよい」と言われてみたり

とくに健康に関する基礎的な知識を持っていない方からしたら、
はっきりいって、どれがよいかわからないのが現状だと思います。

さらにいえば、そもそも
いくら食事を変えれば健康になるとわかってはいても、大好きな食事を制限してまで、健康にこだわりたくない。。

できれば、美味しく食べながら健康になりたい

と思っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?

今日はそんな方でも取り組みやすい、健康増進の一つの方法をお伝えしようと思います。

それは、一言でいうと「時間を味方につける」ということです。

アーユルヴェーダでは、私たち生理機能はおもにドーシャから構成されていて、それぞれが4時間ごとのサイクルで優位性をもって変化しています。

ドーシャとは、3つのエネルギーで成り立っていて

一つ目は「ヴァータ」呼吸や排泄や循環などの“動き”を司っているエネルギーで、軽さ、乾燥、冷たさなどの質を持ちます。


二つ目は、「ピッタ」とよばれ、消化や代謝や体温などの“熱”を司っているエネルギーで、熱さ、鋭さ、流れなどの質をもちます。


三つ目は、「カパ」とよばれ、体力や精力や免疫力などの“強さ”を司っているエネルギーで、重さ、安定、粘性などの質を持ちます。

この「ヴァータ」「ピッタ」「カパ」のドーシャが、一日の時間帯によって変化していきます。

6-10時 ヴァータ
10-14時 ピッタ
14-16時 カパ

が、それぞれ優位な時間帯です。

「食べる」ということを基準に考えた場合、
何を食べるか?と同じくらい、その人の消化力に合わせて食べるというのが、とても重要です。
同じ人でも、消化力は、この一日のドーシャの変化にともない、変化していきます。

ですから、食べたいものを食べたいだけ食べて健康になりたい人は、
日中「ピッタ」が優位な時間帯である12時前後に昼食を食べましょう。
ピッタのもたらす強い消化力によってきちんと消化されやすく、心の満足感も大きくなります。

そうすると、夜の食べ過ぎが自然と抑えられることにもつながります。

男性陣は揚げ物や丼ぶりなどのカロリーやコレステロールが気になるようながっつりした食事も、お昼にしっかり食べます。もし甘いものがどうしてもやめられない女性陣なら、これもお昼にしっかり食べてしまいます。あるいは、甘いものは、お昼の食事がしっかり消化したのを確認して夕方の時間帯に食べるのもじつはとても良い食べ方です。

こうして、お昼の食事をメインにするだけでも、
じつは、するすると痩せていく人もいます。

消化力に合わせた食事の量は、
 朝:1
 昼:3
 夜:2
です。

そして、夜は、できれば20時までに夕飯をすませること。それができれば、食事の質を変えなくとも、健康レベルは確実にあがることでしょう。

ま、実際は、20時までに夕飯を済ませるということじたいが、現代社会では至難のことだと思うので、なかなか難しいとは思いますが。。。

あとは、どんな食事の質であれ、どんな時間帯に食べるときであれ、
アーユルヴェーダ的にしっかり沸かしたお白湯を食事とともに飲むこと。
これも、食べたいものをお腹いっぱい食べたい人におすすめの方法です。

アーユルヴェーダ的なお白湯は、3つのエネルギーである
「ヴァータ(風)」「ピッタ(火)」「カパ(水)」が調和した魔法の飲み物なのです。
もともと「カパ」の性質を持つお水に、火を加えることで「ピッタ」の質が加わります。さらに、沸騰してからも10分ほど、泡がぶくぶくする状態で沸騰を続けることにより、「ヴァータ」の質が加わり、3つのドーシャのバランスが整った飲み物になるのです。

( 詳細は ➡ 白湯の飲み方 もお読みくださいね )

わたしたちのこころやからだも、じつはこの3つのドーシャをもち、この3つがその人の個人のバランスを保ち、正しく働いているときには、健康が保たれ、バランスが崩れると健康を失ってしまいます。

ですから、健康増進をはかるには、このバランスを整えてあげればよいわけなので、じつはてっとりばやくバランスを整えるのに、この調和のとれた白湯はもってこいなのです。

最近、自然の素材にこだわった「食」を仕事にする方たちと接する機会がたびたびあって、そういう方達のお話を伺っていて感じたのが、

わたしは、鍼灸師として治療に通ってくださる患者さんや、特別悪いところはないけど、定期メンテナンスやより健康増進、幸福の拡大を目指して、治療院に通ってくださる方たちに、養生アドバイスも積極的にしていて、そこにとても力を入れているわけなのですが、

どうも、そういうこだわりの「食」を仕事にする方たちにくらべたら、ずいぶんいい加減なとこあるな。。

ということなのです。

こういうブログを発信していると、さぞかし、良いものしか食べてないのでしょう??

と、思われるかもしれないのですが、ぜんぜんそんなこともなくて
普通に夫とチェーンの牛丼屋にいくこともあるし(ま、ほんとにたまにですけど)食材も、全部が全部有機無農薬でまかなえているわけでもないし、

数年前まで、仕事しながら鍼灸の夜間学校に通っていたときなんか、すでにいろいろ知識としては学んで知っていたけど、実際忙しい中で実践できないことだらけで、コンビニでおにぎりやプリンを買うこともあったし、

けっこう、ずさんなところもたくさんあるのです。

なのですが、それでも40代半ばを過ぎましたが、中年肥りとは無縁だし、更年期的な症状も全くなく、(これに関しては、若かりし頃ものすごく生理不順や生理痛で悩まされていたので、今この年になってものすごく毎月生理が快適に迎えられていて、とても気持ちよく過ごせています。)、

あと、最近お肌がきれいと褒められることが、とても増えたのと、
(アトピーだったことがうそのよう。。)

初めてお会いする方で、とくに自分よりも年の若い方に
年齢よりも若く見られることが多くなりました。

自分の実感としても、30代のときよりも健康レベルや肌の感じは断然あがっていて、

アーユルヴェーダの医師の脈診でも、初めて診察を受けた時(12年前)からしたら、格段に健康レベルがあがっていて、

定期的に治療をしてもらっている鍼灸師の先生にも、鍼灸の学生のころ初めて治療していただいたころから比べたら(4年ほど前ぐらいから)、格段に状態は良くなってるよ!

と、お墨付きを頂いているので、
あきらかに、年齢は重ねているのに、健康レベルは増進されている!

というわけなのです。

その秘訣が、きっとゆるやかに取り入れてきたアーユルヴェーダや鍼灸の世界の古くから伝わる伝統医学の智慧にあるのだと思うのです。これらの伝統医学の智慧は、食べる物だけではなくて、どう食べるか?どう働くか?どう休むか?どう生きるか?など生活や人生全般にわたっていろいろと知識があります。

20代の頃から自営で仕事をしてきていて、一生仕事もしていきたいと思っているので、自分の健康管理は何より大事にしたいと思っていたのですが、

かといって、人と接する仕事をずっとしてきているので、お付き合いも多かったですし、食事内容をいつもいつも理想通りに整えることは、なかなか難しいのが現状でした。

そんな中で、最初に出会ったのがアーユルヴェーダのお白湯で、
さらに食べる時間帯をちょっと気をつけてみるということ、

プラス私の場合は、早寝(これも「時間を味方につける」 の一つの方法です。
夜の22時ごろ休むことで、同じ睡眠時間でも、眠りの質が格段によくなります)を、実践することで、最初の1か月で2キロ痩せ、朝の排泄がスムースになり、身体がとても軽くなって、気持ちまでなんだかウキウキしたのを覚えています。

なので、最初から食材にこだわったり、難しい栄養学とか考えなくても、とにかく時間を身に付けること、そして調和したお白湯を飲むこと、それを生活に取り入れるところから、健康増進への一歩は始めることができます。

ぜひ、食べたいものを食べつつ健康増進をはかりたい人は、

「時間を味方につける」と「魔法のお白湯」

お試しくださいね!!

お時間ある方は、ぜひこちらの記事も合わせてお読みくださいね
健康になるための食べ方3原則『誰が』『何を』『どのように』