東洋医学に興味を持ったら

日常をアートする♪ ホリスティック養生のすすめ

今日は、東洋医学や鍼灸の世界、あるいは東洋哲学にちょっと興味をもったときにお勧めの方と著書をご紹介したいと思います。

お一人目は、川嶋朗先生。
そして著書は マンガと図解 これからの東洋医学 川嶋朗

川嶋先生に関しては、以前、このブログでも「川嶋朗先生」というそのままのタイトルで、記事にご紹介していますし、おすすめの著書に関しても、「これからの東洋医学」と題して、記事にしています。

川嶋先生は、 もともと腎臓がご専門の西洋医学のお医者様で、東洋医学を始めとする代替医療全般への造詣も深く、日本の統合医療の草分け的存在でもあります。西洋医学が主流の今の時代では、お医者様であるというのは何より信頼がおけると思いますので、東洋医学って、ちょっと怪しいんじゃないの?と思いつつ、でもちょっと覗いてみたいという方は、ぜひ上記の本や、その他にも川嶋先生のご著書たくさんありますので、ぜひ読んでみて頂ければと思います。

お二人目は、京都の烏丸で鍼灸院をされている、中根一先生。
中根先生には、鍼灸学生時代特別授業で、何回か講義を受け、そして京都の治療院にも卒業後の春休みに一度訪ねて治療して頂いたことがあり、そのお人柄と、そしてなんとも優しい鍼に癒され、関西に行く機会があったら、絶対先生の治療を受けたいと思う、鍼灸師の先生です。

先生の治療院のホームページは、こちら→  鍼灸Meridian烏丸
久々にホームページをのぞいてみたら、トップページに先生が鍼を打っているところの動画が流れて、なんとも美しいです。この映像だけみても、もしかしたら鍼灸や鍼灸院に対する多くの方が抱いているイメージが変わるかもしれませんので、ぜひホームページご覧になって頂ければと思います。

中根先生のご著書には、

などがあります。

川嶋先生よりもさらにもう一歩突っ込んで、東洋医学を実際の自分の生活にも取り入れてみたい、鍼灸院にも行ってみたいという方にお勧めです。行ったことあるけど、合わなかったとか。そういった方にもぜひ。
あとは中根先生ご自身が、鍼灸院もしながら、鍼灸学校でも教えていて、その傍ら本の執筆活動もされていて、めっちゃハードなビジネスマンでもあります。先生の治療院にいらっしゃる方もビジネスマンも多いそうで、本の中にもそうした忙しいビジネスマン向けのアドバイスもたくさん出てきますので、忙しくお仕事されている方にもお勧めです。

三人目は、だるまん先生こと、 堀内信隆 先生。横浜の元町にある「堀内歯科クリニック」の院長先生であり、マンガで解るシリーズ『だるまんの陰陽五行』の著者でもあります。
『だるまんの陰陽五行』は、陰陽五行の「木」「土」「水」「火」「金」の五行を、哲学、医学、民俗学、歴史、易学、西洋神秘学の体系に照らして解説するマンガ形式の書物なのですが、
マンガといえども、かなりの読み応えがあり、東洋医学を学び日々鍼灸の治療の現場で陰陽五行の考え方に基づいて治療に当たっている私でも、けっこう読むのに体力がいります。

個人的に、先生に歯の噛み合わせの治療をして頂いているので、堀内歯科でもお世話になっていて、ときどき先生の講座でも学ばせてもらっているのですが、本当に知識が豊富なのと、上記にもありますが、医学の話にとどまらず、陰陽五行という物差しを使って、歴史、宗教、哲学、文化、神話や神社、人間の魂と成長、カルマについてなど、幅広く話が展開され、とてもとても奥深い世界の話を垣間見せてくださいます。

歯医者さんですが、東洋医学的な考え方を取り入れて治療をするので、初回は脈診をしたり、腹診をしたり、身体が冷えていると足湯をするようにアドバイスされたり、さながら鍼灸院や漢方薬局のようです。いきなり歯を削ることもないので、単純によい歯医者さんをお探しの方にもおすすめです。

そして、何より長年の歯科の治療現場での独自の噛み合わせ治療に基づく、「人間はどこから来て、どこへ行くのか?」という問いに対する先生の独自の
陰陽五行の読み解き方が、とても斬新で、でもとても説得力があり、ついつい引き込まれてしまいます。

先生の講座に参加する方は、東洋医学に携わっている人は逆に少なめで、一般のビジネスマンや主婦の方も多いですし、医療従事者もけっこういらっしゃるような気がします。
東洋医学に縁のない人が、堀内先生の難解なお話がわかるのかな?と最初の頃、思っていたのですが、最近になって、わたしの場合、鍼灸学校で学んだ、東洋医学や陰陽五行の教科書的な理解が、もしかしたら邪魔をしているのかも?と思うようになりました。

陰陽五行は、東洋のものと思いこんでいましたが、じつは森羅万象の下敷きになる物差しであり、西洋東洋問わず、全てのものを読み解く鍵として用いることができるということを、堀内先生に教えていただき、日々の治療にも、自分自身の人生の方向性を考えるうえでも大いに役立っています。

ですので、堀内先生のだるまんシリーズの本は、単に身体の不調ということよりも、今までと違った角度からこの社会のこと、この世の中のことを見てみたいとか、自分の人生の方向性で、どうも先が見通せなくて困っているとか、どうにもこうにも行き詰っているとか、そんな方にお勧めかもしれません。

鍼灸師の方や他の医療従事者の方で、自分の治療の幅をもうちょっと広げたい(単に新しい技術とかそういうことではなくて)と思っている方にも、何かヒントが得られるかもしれません。

最近、テレビでも取り上げられる頻度が高まってきている「東洋医学」
日々の養生ということでは、役立つ知識が満載です。

ぜひ、ピンとくる先生がいましたら、会いに行ったり、その著書を読まれたりして、日常に活かして頂ければと思います。