養生のすすめ

2018年12月24日

みなさま、冬至の昨日は、ゆず湯には入られましたか?

スーパーでは、どこも柚子やカボチャの売り出しをしていたので、日本の四季折々の風習が失われつつあるような気のする昨今ですが、

以外と多くの家庭で季節仕事が意識されているのかもしれませんね。

グリーンサロンでは、二十四節気に合わせたはがき絵を、はがき絵アート作家の川口アリサさんに描いてもらっていて、いつも玄関に飾っています。
冬至に合わせて描いてくれたのがこちら ↓ なんだか見ているだけでほっこりする絵ですよね。

都会では、なかなか四季折々を感じずらくなっているし、ゆっくり自然を感じる時間もなく、忙しく子育てや仕事に追われる方も多いと思うので、せめてグリーンサロン鍼灸院にきたときぐらい、ゆったりとした気持ちになりリフレッシュしてもらえたらと、この絵はがきアートも飾らせてもらっています。

学問としては十分と知っていたはずの、「外界のお天気や気圧や季節が私たちの身体に大きく影響するのだ」ということを、
グリーンサロン鍼灸院をオープンして一年が経ち、四季折々の患者さんの変化を診させてもらいながら、自分は毎朝のお散歩を日課にする中で、見事にその通りなんだなと、日々感じています。

今年なんかは、かなり天候も不安定でしたが、それでも二十四節気の変化を節目節目で感じることができました。

昔のひとたちは、そういう自然界の変化に合わせて、季節季節の旬の食べ物を利用したり、お祭りごとをしたりしながら、、上手にその季節、季節に合わせた養生を取り入れ、生活を楽しんでいたのかなぁと思います。

灯りがない分、月あかりを楽しんだり、日の入りや日の出に合わせて活動したりして、今に比べたら随分不便な暮らしだったと思うのですが、そこには不便だからこその工夫や楽しみがあったのではなかなかぁと思う今日このごろです。

昨日の「読書のすすめ」という記事の中で、このブログのタイトルが変更になっています!とお知らせしたばかりなのですが、

昨日記事を書いたあとで、なんだか急に閃いたので、
再びこのブログのタイトルを変更してしまいました。

新タイトル「日常をアートする♪ ホリスティック養生のすすめ」です。
「読書のすすめ」を、模倣して「養生のすすめ」と付けさせてもらいました。

「養生」というと、なんとなく堅苦しいイメージですが、桜の季節にはお花見をしたり、冬至には柚子湯に入ったり、カボチャを食したり、そんなことも、立派な養生の一つで、そのときそのとき、旬を楽しむということが、とても大切な養生の柱になっていると思うのです。

そんなふうに、楽しみながら、日常をアートする♪ように
日々の養生に、多くの人が取り組んでもらえたらいいなと思い、

「日常をアートする♪ ホリスティック養生のすすめ」というタイトルにしてみました。

2000年前の古典『黄帝内経・素問・四季調神大論』に、冬の養生の記載があります。 冬は寒くなって、大地はいてつき、万木がしおれて、動物は隠れる。そんな、生命の潜伏閉蔵の時期。

人間も、自然界の変化に伴って内に潜んでいます。冬の養生は自然界の閉蔵の法則に順応するのが大切。

温かくして、よく寝て(日の出を待ってから起きる)、そして活動は控えめに。精神的な安定がとても大切です。

年末年始は仕事はお休みだとはいえ、何かとせわしないと思いますが、あまり活動しすぎず、ぜひよく寝ていただいて、体力温存し、自分自身との作戦会議なんかもしていただいて、立春からのダイナミックな活動へとつなげていっていただければと思います。