たかが目の疲れ、あなどるなかれ!!!
連日の会社でのパソコン仕事、
仕事ではなくても、いまや小学生からスマホを使いこなす時代ですから、
スマホ症候群で、目の疲れを感じている人がほとんどなのではないでしょうか?
私が研修させてもらった、北海道の帯広にある東方鍼灸院では、視力回復教室というのにも力を入れていて、多くの患者さんが通われていました。
研修で、視力回復教室のやり方も教えてもらいましたが、そこで実感したのは、単に「視力低下」とか「眼のかすみ」「眼精疲労」など、ちょっとした眼に現れる症状でも、それは単なる眼の使いすぎや年齢的なものということではく、身体の全身の状態に関わっていて、特に免疫力の低下や消化力の低下とおおいに関連がありました。
鍼灸のような東洋医学では、たとえば肩こりや、頭痛といった症状も、その局所のこととはとらえず、体全体をみて、診断し治療ももしていくので、眼の症状だけが特別ではないのですが、特に眼の症状は、全身の状態が如実に現れているような気がしました。
逆に言うと、眼の視力回復教室に通って、視力がアップしたり、眼精疲労が軽減していくと、身体全体の調子がよくなり、子供たちだったら、虚弱体質やアレルギー症状がよくなったり、集中力が高まるというような効果が、同時にみられます。大人も同じように全体的に調子があがるので、肩こりがなくなったり、仕事の能率があがったり、疲れにくくなったりという効果も同時に得られます。
アーユルヴェーダ的な観点でいうと、「視力」というのは、「ピッタ」という火の性質、消化力と深く関わっていて、この「ピッタ」という火の質が弱ることにより、視力の低下をきたすだけではなく、具体的なイメージを心の中で思い描き、それを叶えようとする願望を持つことすらできなくなってしまうそうです。(蓮村先生のツイートより)
願望をもつことすらできなくなってしまうとなると、これは今後の人生に関わることですから、たかが「眼の疲れ」と、ほっておくわけにはいきませんよね。
深呼吸空間『Green Salone』でも、眼精疲労回復教室を今準備中ですので、ぜひそちらにも通っていただきたいのですが、
とりあえず、てっとり早く家でもできる、眼の疲れを取る方法。
セルフお灸の習慣のある方は、ぜひ、眼の疲れに効く場所にお灸をしましょう!!
せんねん灸さんのホームページに掲載されているデジタルツボブックより
眼の疲れ・眼精疲労に効くツボです
あと、ここでは紹介されていないのですが
足にある光明(こうめい)というツボ
「光明」は、昔からの目の特効のツボと考えられています。
光明(こうめい)という名前自体が、目に光明をもたらすことから来ているのではないかと言われています。
光明(こうめい)のツボの位置は、下腿部の外側、腓骨の前方で、外くるぶしの最も高いところ(外果尖)から、真上に親指の幅五本分上がったところにあります。
目からは遠く離れていますが、ここを刺激することによって眼底血流量が有意に増えるということが明らかになっています。(日本温泉気候物理医学会雑誌Vol。68 (2004-2005) No. 4 P 231-240 「光明穴刺激の眼循環動態に及ぼす影響」より)
お灸の習慣のない方は、
水で濡らして絞ったタオルを、電子レンジで1分ほどあたためて、蒸しタオルをつくり、自分の手で熱さを確認しながら、ほどよい温度になったところで、目の上に載せます。
この蒸しタオルで温めてあげるだけでも、とても効果があります。
寝る前にやれば眠りの質も深くなるので、お勧めです!
ぜひ、眼のケア、お試しくださいね。
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