予祝のすすめ
いよいよ大晦日、明日は新しい年の始まりですね。
例年、バタバタと忙しくすごし、あまり年末という気分にならないまま年明けとなってしまうのですが、
今年は、早々に門松づくりのワークショップに参加したせいか、その頃から年の暮れ気分で、今年はお正月を迎える!というのをじっくり味わえている感じです。
ところで、
【予祝】という言葉は、みなさまご存知でしょうか?
デジタル大辞泉の解説によると
よしゅく【予祝】とは
豊作や多産を祈って,一年間の農作業や秋の豊作を模擬実演する呪術行事。農耕儀礼の一つとして〈予祝行事〉が行われることが多い。あらかじめ期待する結果を模擬的に表現すると,そのとおりの結果が得られるという俗信にもとづいて行われる。小正月に集中的に行われ,農耕開始の儀礼ともなっている。一種の占いを伴うこともある。庭田植(にわたうえ),繭玉(まゆだま),粟穂稗穂(あわほひえぼ),鳥追,成木(なりき)責めなど地方色豊かなものが多い。
とのこと。
昨年、『前祝いの法則』 著者 : ひすいこたろう 大嶋啓介 フォレスト出版
という本を読み、この中でお花見はじつは、予祝だったというのを知りました。
著者のひすいさんのブログでも、このお花見はじつは、予祝だったということや、長嶋茂雄さんもじつはこの予祝をやっていたということなど、紹介されています。
それで、お正月飾りに話は戻るのですが、今年自分が作ってみて、初めて年末になるとスーパーにもたくさん松が並んだりお正月飾りが並んだりするのが目に入るようになりました。確かに例年もスーパーやお花屋さんには並んでいて、それを毎年目にはしていましたが、そして、なんとなく出来合いの物を買って玄関先に飾ったりはしていましたが、
今まで全然意識もしていなかったので、それをなぜ飾るのか?どんな意味があるのか?など考えてもみなかったのですね。
よくよく見渡せば、玄関先にも立派な門松を飾っているおうちがとても目立ちます。
それで、
『前祝いの法則』 で、お花見が予祝にあたるのなら、お正月に向けての準備や、お正月に食べるおせち料理なども、きっと同じような意味があるのではないか?
と思って調べてみたら、やっぱりそうでした!
門松には
- お正月にやってくる歳神様が迷わず家に来ていただくための目印となるもの
- 歳神様が降りてこられた後、宿る依り代(よりしろ)になるもの
- 一年の幸せ(昔は五穀豊穣)を願うもの
- 長寿を願うもの
という意味があり、
おせちやお餅などのお正月のご馳走には、単純に「新年を迎えたお祝い」で振舞われるわけではなく、まさしく「予祝」の意味が込められているそうで、
「予(あらかじめ)祝(いわう)」と書くように、予祝は年の初めにご馳走を食卓にたくさん並べて食べることで、その一年間が食べ物に困らず、実り豊かな年になるという昔の人々の考え方が土台にあるんだそうです。
毎年、天候次第で、農作物の収穫量が変化して、日照りや水害があれば、そくざにその村の生活が困窮してしまうような時代、それでも自然の恵みと共に、いろんな困難とも上手に付き合いながら暮らしていた時代の、人々の逞しさと、潔さ、そして天からの惠を大切にしながら、与えられたものの中で生活を楽しむ、なんとも心豊かな感性が感じられますよね。
日本人に生まれたのに、そんなことも知らずにこの年まできてしまって、なんともお恥ずかしい限りですが、
でも、ここで知れたのだから、この「予祝」という日本人の粋な習慣をぜひとも私も生活に取り入れていきたいなと思いました。
よく意味もわからないまま、年末なんだからとか、お正月だからとか、なんとなく形式に縛られるような感じの行事は好きではなかったのですが、こういう背景を知ったら、俄然とその行事にも親しみが湧いてくるから不思議です。
ただ、このいろいろな慣習は、その時代背景に根差しているわけですから、これらの形を全てなぞらえる必要はないわけです。
「予祝」という考え方を取り入れるなら、今のこの時代に合わせて、もっというなら自分のライフスタイルに合わせて、一年の初めに、「今年はこういう年でありたい!」という願いを込めて、お正月にそれを前祝いすればよいわけです。
家族で祝うもよし、友人と祝うのもよし、一人でじっくりと内なる自分と対話するのも良いですよね!
来年は、年号も変わる特別な年になりそうですが、
この「予祝」という考え方でいくと、世の中がどんな年になるか?というよりも、自分たちは、どんな年にしたいか?というのを考えてそれを前祝いしてしまう!ということですから、自分たち次第で、どんな年になるか決めていけるということです。
日本に住んでいる以上、自然災害などは避けて通れないとは思うのですが、それでも、何が起こっても自分の心持ちは自分でいかようにも決めていけるわけですから、来年はぜひ、お正月にしっかりと、祈りを込めて予祝をしてみてはいかがでしょうか?
年末、年始、慌ただしくてそれどころではないという方は、2019年の立春2月4日に向けて、じっくりと考えて予祝をしてみるとよいと思います。
私も、門松は早々に準備はしたけど、来年のことなどはまだそんなにじっくりと考えていないので、ぜひ立春までに、じっくり考えて「予祝」したいと思っています。
予祝ができたら、その計画の実現に向けて、しっかりと向き合える『心と体と意識づくり』を、グリーンサロン鍼灸院にて、サポートさせていただけたら幸いです。
この「日常をアートする♪ ホリスティック養生のすすめ」ブログでも、引き続き、お役立ち情報を発信していきたいと思っています。
今年もブログをお読みいただき、ありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。
と、ここまで書いて、
あと写真をどうしようかと思いながら、お散歩にでかけたら
彩雲とよばれる、とても吉祥な雲に出会いました。

彩雲
キナリノ参照
仏教的に特別な時によく見られる現象として認識されていて「景雲」や「慶雲」、「瑞雲」などとも呼ばれています。
阿弥陀如来が菩薩を随えながら五色の彩雲に乗ってくる図なども描かれており、昔から昔から瑞相(良いことが起きる前触れ)の一つと言われ、この現象が現れる事は吉兆だと言われています。
このブログ記事を太陽がが祝福してくれたみたいで、なんだかうれしくなりました。
来年はよりよい年になりそうです(*^-^*)
皆さまにとっても、よりよい年となりますようにお祈りいたします。
どうぞ良いお年をお迎えください。

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