花粉症を利用してみよう

2018年2月18日

みなさま、今晩は。

今日は、ぽかぽか陽気で、とても過ごしやすかったですね。

暖かくなったのは嬉しいのですが、

ニュースでも盛んにやっていましたが、暖かくなると同時に花粉症シーズン到来のようで

深呼吸空間『Green Salone』のそばにある、コンビニのお姉さんも、今日は花粉症で辛そうにしていて、

花粉症の方にとっては本当に嫌な季節のはじまりですね。

でも、ふとそのコンビニのお姉さんを見て、思ったのです。

花粉症の症状じたいは、確かに不快極まりないですから( ̄▽ ̄;)

花粉症はできれば避けて通りたいと誰しも思うと思います。

でも、先日の『風邪の効用』と題したブログでも少しふれましたが、

私たちの身体に起こる反応やいろいろな症状は、

「じつは身体の自然な治癒力の働きそのものであり、

症状が出ているというのは、すでに身体は治癒に向かっている証拠である」

とするならば、

花粉症の症状も、必要があってそんな症状を起こしているはずです。

なので、忌み嫌うのではなく、「積極的に活用してみる!」

というアプローチもあってよいのかもしれないと思ったのです。

風邪の効用の記事の中で、昨年は1年のうちに、3回も高熱を出すという経験をして、

しかも、しっかりとその風邪を経過することで、その後、身体が軽くなり、根深い緊張が取れた感じがして、本当に体調も肌の調子もよいのです。

実際、定期的に通っている鍼灸の先生にも、ちょうど12月の発熱した日に治療してもらい、1月も、2月も、一度ずつ診てもらっているのですが、すばらしく身体がよくなっている!とお褒め頂き、

今週ちょうど、東洋医学の考え方を取り入れた歯医者さんでも(こちらも、月一ぐらいで治療に行ってます)、脈がとてもよくなっていて、冷えもないし、消化力も安定している!と太鼓判をおしていただき、

こちらも、数か月に一度診てもらっている、アーユルヴェーダの医師にも、今週の診察のときに『全体的によい脈です』と言われまして

自分の主観的な感覚としても、とても調子がよいですし、

いろんな形で定期的に診てもらっている先生方たちが、みなさん揃って、

「体調がとても整ってきている!」

との診たてでしたので、

これは、私の全体的な健康レベルが上がってきていると考えて間違いなさそうです。

そんな経緯もあったので、春の花粉症も、上手に経過できれば

身体がかえって、元気になる!

ということも十分有りうるのでは?

と思ったのです。

鍼灸のバイブル『黄帝内経』には

春の三ヶ月を「発陳(はっちん)」という。「発陳」とは「発生」のことですべての物が芽生え、天地間の万物は生き生きと栄える。春の養生法:少々の夜更かしはかまわないが、朝は早く起きる。朝、庭をゆったりと散歩し、髪結いをほぐして、体をのびのびと動かす。これは、春に芽生えた万物と同じように、心身ともに生き生きと陽気を発散させ、天地間の陽気に合わせ、自身の陽気も養生するということです。これに背くと、春に活動する肝気が痛み、夏になって寒性の病にかかりやすくなります。

と書かれています。

つまり、万物が芽吹くの合わせて、この時期に身体をのびのび動かすことが大事で、それをしないと、夏に病にかかりやすくなってしまうということです。

前回の記事で、整体てきなみたてでは、やはり冬から春の身体になるときに、うまく身体が拡がらないのを、広げるために、花粉症の症状が起こる!と書きましたが

鍼灸のバイブルでも、まさに同じようなことが書かれているのです。

本来、寒い冬から暖かい春に季節が移れば、自然と身体もほぐれてきて、気分もウキウキしてきて、朝だってもったいなくていつまでも寝てはいられないし、

お花見にだって出かけたくなるし、ピクニックにも行きたくなりますよね。

それが、本来のわたしたちの自然な営みです。

それが、春になっても動きが鈍いままで、いつまでも閉じこもるような生活をしていると、桜の季節が終わるころから、なんだか欝々としてきて、5月病のような症状が出てきてしまうのだそうです。

つまり、花粉症という症状を出さないでいて、冬の身体のまま春を迎えてしまうと、

身体もいつまでも縮こまったままですし、冬にため込んだ毒素を排出することもできず、

活動する気もおきず、内側にエネルギーが滞ってしまって、鬱のような状態になりかねないわけです。

ですから、花粉症が発症してしまった人は、身体が春になるにむけて、積極的に準備をしているんだと、まずは認識してあげましょう。

そして、大切なことは、しっかりとその状態を経過させてあげることです。

「くしゃみは、思いっきりする」(これは肩甲骨が緩むのです)

「鼻はかまない」(鼻水を出すことで、粘膜を保護し花粉がそれ以上入ってこないようにしているのです)

「目がかゆくなったら、目は極力使わない」(目の使いすぎのサインです)

「頭がボーっとしたら、頭を使わない」(頭がお休みしたいサインです)

つまり、上手に経過させてあげるということは、身体の症状を、そのまま受け入れて、無理をしないで、きちんと休むこと

なのです。

そうすると、きっと私が体験したように、びっくりするほど、身体が変わること間違いなしです!

とは、いってもお仕事があったりすると、そうも言ってはいられないと思います。

そういう場合は、ぜひともお近くの鍼灸院にいらしてみてください。鍼灸だと、単に症状を抑えるだけの治療ではなく、身体を根本的に整えていく施術ができますので、上手に利用すると、花粉症という症状を出さなくても、上手に冬から春の身体に変わっていけるように、体質改善が期待できます。

もちろん、「Green Salone」でも、花粉症の症状を和らげつつ、

春にそなえる身体づくり、応援させていただきます。

春に向けて、新学期にむけて、新しいことを始めようと思っている人も、気持ち良い一歩を踏みだせるような心と身体作り、お手伝いさせていただきます!

花粉症に限らず、長年溜め込んでいた不調を改善するチャンスがこの春の時期だとも言えます。

ピンときた方は、お問合せお待ちしております(*^-^*)