調和のもたらすもの

みなさま、おはようございます。

今日は、お弁当作りがなかったので、いつもよりお散歩時間も長めにとれて、朝からとてもいい時間でした。

日に日に空気がひんやりしてきましたが、それに反比例するように空気がどんどん澄んでいくようで、本当に清々しく気持ちがよいです。

人気のない、朝の時間帯は本当に格別で、この空気を独り占めできるなんて、なんと贅沢なことか!ありがたい限りです。

 

それでは、本題に入ります。

今日のタイトルは「調和のもたらすもの」

先日、オーダーメードの着物の心地よさについて書き、鍼灸の施術もまさにオーダーメードだとお伝えしました。

この、オーダーメードということは、つまりは、そこに「調和」があるということなのだと思います。

着物と私の身体が、調和するから、とてもしっくりする!

この「しっくり感」や「調和した感じ」というのは、数値では表せないのですよね。

人の身体の状態も、それこそ千差万別で

男と女でも違うし、年齢でも違うし、

もともと骨太だったり、華奢だったり、背が高かったり、低かったり

兄弟だって、違いますよね。

 

さらに、物事をじっくり考えるのが得意な人、まずはやってみよう!と体を動かすのが得意な人。

たくさんの人と交わるのが好きな人、一人でコツコツ何かものづくりや研究することが好きな人

もともとの体質に加えて、今の仕事が肉体労働中心なのか、デスクワークなのか、飛行機であちこち飛び回っているのか、子育てに追われているのか、学生さんで勉学や部活に励んでいるのか。。。

などなど、そんなことまで鑑みていくと、

本当に同じ状態の人なんか、だれ一人もいません。

 

そう、それに季節も関わりますね。気温が高いのか低いのか、空気が湿っているのか乾燥しているのか。。

季節が冬になってきて、空気がかなり乾いてきているので、体も乾燥してきている人が患者さんでも多いです。空気が乾いているので、体内も水分が蒸発しやすいのですが、夏のように水分補給はしないので、どうしても体の内側も乾いてしまうのです。

その結果、便秘気味なってしまっている人が多いです。

 

ちょっと、話それましたが

ようは、一人一人全員違っているし、そのときそのときの季節や、一日の中での時間帯によっても

私たちの生理機能は変化していきますので、

状態は、それこそ一定ではないのです。

なので、それを血液検査や血圧などの数値だけみて、平均値と比較して一様に判断するというのは、ちょっと考えてみると、じつはかなり大ざっぱなやり方ですよね。

数値として見えると、なんだかとても正確なもののように、現代に生きるわたしたちは感じてしまいがちですが、

数値として表すと、その個人差みたいなものが、ぜーんぶ平均値として扱われてしまうので、

じつは詳細なようでいて、かなり大ざっぱと言えるかもしれません。

 

なので、それをもとに自分を平均値に合わせていこうとすると、それは

「自分にとってのちょうどよい♪」

とは、かなりかけ離れている可能性があるわけです。

「しっくり感」や「調和」というのは数値には表せないので、なかなか難しいとこではあるのですが、

それでも、美味しいと感じるものも、人それぞれ違うわけだし、一日に必要な塩分量だって、活動量や体格により変わるわけなので、一概には決められないわけです。

どんなに一日一万歩歩くのがいいと言われても、体力のない人には無理だし、体力ある人にとっては物足りないかもしれないし。。。

ちなみに、アーユルヴェーダでは朝の時間帯に体力に合わせた運動をするのがよいとされていますが、

その体力に合わせた運動というのは、

軽く汗ばむ程度、あるいは息がはぁはぁと上がり始めるぐらい

と、されています。

汗がダラダラたれるほど、息が切れて呼吸が乱れるほど、走ったり、筋トレしたりしてはいけないのです。

そして、一時間後にその運動による疲れが残っていない程度

がよいとされています。

なので、これはほんと全員違います。季節によって当然変わります。そして、毎日この適切な量の運動を続けていると、確実に運動能力があがり、前よりも同じ運動なら距離が伸びたり、筋トレなら回数が増えていくのです。

ですので、ほんと一日これくらい!みたいな数値は、ぜんぜん決められないのですね。

なので、テレビとかの健康番組には本当に注意していただきたいものなのです。

と、ここまで書いて、すでにだいぶ長くなってしまったので、この続きはまた明日以降に書きますね。

 

「調和のもたらすものは、いっけん、不調和に見えることがある」

という衝撃的な事実!

どうぞお楽しみに♪