新型コロナウィルスについて ワクチン・ウィルスのご専門の現役医師の見解
コロナウィルスの感染が日本国内でも、徐々に広がってきていて、
それに伴って、たくさんの情報がとびかい、もはや何を信じてよいのやら??
という感じになってきますよね。
東日本大震災のときも放射能騒動で、それこそ真逆の情報がとびかい、あのときも実際のところどうなのか、のちのちどんな影響が残るのか、真実はどこにあるのか皆目見当がつかず、その結果はいまだによくわかっていないのが現状だと思います。
そして、どんなに情報を集めたとしても
どの情報が正しくて、どの情報が間違っているのか?
ということを、素人が正確に判断できるわけもなく、
となると、結局は、あなたは何を信じるのか?誰の意見だったら信頼できるのか?
というところになるのではないでしょうか。
アーユルヴェーダでは、「この世に完全な客観はない」と教えています。
実際、コロナウィルスも、罹患した人の中で、症状が出ない人もいれば
重篤になってしまう人もいて、同じウィルスでも、どれくらい私たちに影響があるかは、人それぞれなわけです。
今のところ、病気を抱えていたり、高齢者は特に注意が必要と言われたりしているので、該当する人や、そういう人が身近にいる人にとっては、コロナウィルスはとても恐ろしい存在だし、
あまり該当しない人にとっては、たいして影響はないと感じていらっしゃるかもしれません。
それなりに元気な人達は、できる限り通常の仕事はして、
経済活動をそれなりに回すことも必要な気もしますし、
ほんと一人一人がどのような対策をとっていくのか、一人一人が免疫力を整えて、自身のの力で自分を守っていくこと、そのうえでどんなふうに、仕事や暮らしを整えていくのか、今後ますます問われていくのではないかと、個人的には感じています。
それで、専門家の意見もさまざまあると思いますが、
私がこの先生は信頼できると思っている現役医師が、Facebookで今回のコロナウィルスに関して、現状での見解を発信してくださっているのが、とてもよくまとまっていたので、
Facebookはされていない方のために、こちらにシェアしておきたいと思います。
本間真二郎医師 臨床は小児科学、研究はウイルス学、ワクチン学が専門だそうです。
いまさらながらですが^^私は医師であり、臨床は小児科学、研究はウイルス学、ワクチン学が専門になります。米国NIH(国立感染症研究所)に3年間程留学し、分子生物学(遺伝子工学ともいいDNAやRNAなどの遺伝子を切ったり、繋いだり、合成したりします)を使いロタウイルス、ノロウイルスなどの研究をしていました。
本間先生のFacebookの記事より
現在、新型コロナウイルス(COVID-19)が巷を騒がしていますので、一応専門家??として、何回かにわたって解説し記事にしてみます。
今回の新型コロナウイルスは昨年末(令和元年12月頃)に中国の湖北省武漢市で出現したとされていますが、感染拡大にともない、連日、ニュースや報道番組、ネットなどで様々な情報が流れています。
様々な情報や臆測の中には、楽観視するものから強い不安を煽るようなものなど大きな食い違いがみられます。また、他のウイルスの特徴を今回の新型コロナウイルスを含め、すべてのウイルスがそうであるような考え方や表現もみられ混乱しています。
人は分からない事に対して恐怖の感情を持ちますし、今後、日本での感染の拡大が予想されますので、対応には適切な情報が必要になります。専門家や一般の人の間で意見の違いを主張し合ったり、誰かに責任を求めても建設的な対策にはつながりません。
まず大切な事は、今回の新型コロナウイルスは基本的には風邪の一種と考えて良いと思いますので、あまり心配しすぎる必要はありません。しかし、通常のかぜとは異なる特徴もありますので注意するに越した事はありません。
現時点での新型コロナウイルス(COVID-19)の重要な情報をまとめます。新しく出現したウイルスですので不明な点も多く、私見も入っていることに注意してください(今後状況が変わるかもしれません)。
①感染力が強い
②ほとんどの人はこのウイルスに対する免疫を持たない
③①②のため世界的に大流行する可能性がある
④全体の致命率は場所により異なるが0.05〜3%程度と思われる
⑤通常の健康な人にとっては症状の強い風邪程度の感染症である
⑥免疫力・抵抗力にリスクがある人は感染率、致命率ともとても高くなる
⑦小児(20歳未満)では患者数、致命率ともにとても低い
⑧一般の病院ではコロナウイルスの診断を確定できない(検査法がない)。
⑨今後、日本での市中感染の拡大(つまり流行)を防ぐことはおそらく不可能
⑩日本以外の「ほとんど」すべての国での流行はまもなく収束の方向へ向かう
⑪正しい知識と理解を持って適切な対策、行動を起こすことが必要
まずは要点を箇条書きにまとめましたので、足りない分をいくつか補足し解説します。
④致命率
致命率とは病気になった人での死亡する割合のことです。リスク(健康状態、衛生環境、栄養状態、国、気候)などにより大きく異なりますが、今回の新型コロナウイルスは、パンデミック(広範囲の流行)を起こす新規の感染症としては高くない値です。
おそらく日本では最終的には0.1%程度かそれ以下になると思われます。しかし、0.1%でも例えば1000万人が感染すれば1万人程が亡くなることに注意してください。
ただし、通常のインフルエンザでも2000年以降、年によっては日本だけで3000人以上亡くなっています。
https://president.jp/articles/-/33053?page=2
最先端国??のアメリカ合衆国でも、今シーズンだけで全米で14000人〜36000人がインフルエンザで亡くなることが推定されています。
https://www.cdc.gov/…/b…/preliminary-in-season-estimates.htm
大切な事は、通常の風邪でも免疫力や抵抗力が落ちていれば亡くなるということです。インフルエンザやコロナウイルスは感染力、症状が強い風邪なので致命率が高いのですが特別なウイルスではないことに注意してください。
⑤免疫力、抵抗力
通常の健康な人とは病気を持たず普通に生活しているいわゆる一般の人になります。
⑥健康上のリスクのある人
具体的には高齢者や基礎疾患を持つ人(心血管疾患、糖尿病、肺疾患、がん、免疫抑制剤を使用している方など)、寝たきりの人、施設に入っている人、病後の人などになります。
いままでの重症肺炎を起こすコロナウイルス(SARS、MERS)、そしてインフルエンザもまったく同様の傾向がみられます。
⑩ほとんどを追加して修正しました(2/22)。
すべてというと極端な表現になりますので、「ほとんど」すべてに変更しました。実際に韓国でも今後の感染の拡大が予想されます。
⑪対策
健康な人は、まずは過剰に心配しない事、パニックを起こさない事です!とくに子どもをもつ親御さんでは⑦の情報だけでも安心できるのではないでしょうか。今後の対策の最も重要な点は、高齢者やリスクが高い人に対する対策になるでしょう。
今後は、
・新型コロナウイルスのウイルス学的な特徴
・新型コロナウイルスについての考え方と対策
・治療薬について
などを記事にしていきます。
実際のFacebookの記事はこちらです。
また、先生の記事の更新がありましたら、随時紹介していきたいと思っています。
また、自身の免疫力を高めるには、いつもお伝えしている「お灸」はとても役立つと思います。
お灸教室は、随時受け付けていますので、ぜひお気軽にお問合せくださいね。
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