アーユルヴェーダ流暮らし その③は、炊きたて土鍋ご飯
アーユルヴェーダの智慧を生活に取り入れるようになって、およそ10年。
全てが、アーユルヴェーダで染まっているわけではないし、もちろん鍼灸の智慧も、東洋医学の智慧も、整体の智慧も、あるいは数秘の智慧なんかも取り入れながら暮らしていて、そして、今はグリーンサロン鍼灸院で患者さんへの養生アドバイスにもありとあらゆる知識を総動員して、お一人お一人に必要に応じて、お伝えさせてもらっているわけなのですが
とりわけアーユルヴェーダの叡智は、みなさん興味あるようなので、
私が日常で取り入れているアーユルヴェーダの智慧の一つを今日はご紹介。
今日のタイトルで その③といきなりなっているのは、
その①は、お白湯 お白湯の飲み方
その②は、早寝 早く寝てみよう!
で、何度かこのブログでも登場しているので
割愛させてもらって、今回は その③ の 「炊き立て土鍋ご飯」をご紹介させてもらいたいと思います。
アーユルヴェーダというと、インドやスリランカ地方のものというイメージだったり、スパイスなどの香辛料をたくさん使うお料理のイメージがあるかもしれませんが、
アーユルヴェーダの智慧は、その地域に伝承されてきたものではありますが、その知識は、世界中どこに住む人にとっても共通で、病気の治癒から健康増進、人生における幸福の拡大に関して、体系だてられて伝承されてきているのです。
鍼灸が今や世界中に広まっているのと同じで、アーユルヴェーダもその生命に関する根源的な知識を、日本に住む私たちにも当然当てはめて活用することができるものなのです。
で、そのアーユルヴェーダで教える知識の一つとして、
「出来立てを食べる!」というのがあります。さらに、オージャスになりやすいもの、オージャスをたくさん含むものを食べるというものがあります。
(「オージャス」に関しては こちらの記事をお読みください
→ 新鮮なお野菜、調理したてを召し上がれ! )
さらに、『オカサトミヤ』という考え方もあり、「食べなれたもの、土地のものを食べるのが身体に良い」
とされているのです。
オージャスをたくさん含んでいて、オカサトミヤのもので、なおかつ、身体の中に入ってから消化しやすくオージャスになりやすいものとなると
日本人にとっては、なんと言っても「炊き立てのご飯」なのですね
アーユルヴェーダに出会ってしばらくして、その縁をつないでくれた友達に誘われて、アーユルヴェーダのお料理教室にも、少しの間通っていたのですが
そこで出会ったのが、「土鍋ご飯」でした。
別に、炊き立てであれば、もちろん炊飯器でも全然構わないのですが、
毎日、できれば毎食、炊き立てご飯を食べたいと思ったときに
当時夫と2人暮らしで、しかも共働き、お互い仕事が会社勤めではないので、毎日決まった時間に帰れるわけでもなく、今日は家で夕飯食べるつもりで炊飯器セットしてきたけど、結局遅くなり途中で夫と落ち合って外で食べちゃうとか。。
そんなこともしょっちゅうだったし、炊飯器で保温しておいたご飯は、もともと好きじゃなかったし、
タイマーでセットしておくならいいけど、帰ってからスイッチ入れるとなると、炊飯器って、意外と時間かかりますよね。
しかも、2人揃って食べれるならいいけど、自分1人しかいなくて、1人分を炊飯器で炊くなんて、なんだかもったいないし。。
なので、なるべく、毎回炊きたてご飯をと思ったときに、炊飯器はいまいち使い勝手が悪くて。。
そんなときに、出会ったのが
「土鍋でご飯を炊く」
ということだったのです。
最初、ひとまず自分一人のときに、炊きたてのご飯を簡単に炊けるようにと、
サンエフ陶器という会社の
超耐熱 ごはんナベ あまぐり君 1合炊き 900cc
というのを購入。
これが、とっても便利で、お米の浸水時間を除けば、沸騰してから3分でご飯が炊けて、あとは10分蒸らしたら出来上がりなので、せいぜい17、8分でご飯が炊けてしまうのですね。
ご飯炊いているうちに、お味噌汁となにか炒め物でも一品作れば、すぐにご飯が食べられてしまうのです。
これは、もう画期的でした。
とっても簡単で、とっても美味しくて、しかも時短!!
お米を浸水だけしていって、まんがいちその日は夕飯を外で食べることになっても、次の日に炊けばよいだけのことで。
これは画期的でした!
そして、何より土鍋ご飯は炊きたてはもちろんのこと、冷めても美味しいので、炊飯器で保温しておいたごはんより、断然土鍋で炊いて、冷めてしまったご飯のほうが美味しく食べられました。
そして、すっかり土鍋ご飯に魅了されて、その後、炊飯器が壊れたタイミングで、いちおう炊飯器を買いに行ったのですが、あまりにもそのとき多機能炊飯器は高級で!7万とか下手したら10万とか。。。
ちょっとばからしくなり、炊飯器購入はやめにして、大きめの土鍋を新たに購入!それが、上記の写真の土鍋です。それいらい我が家はずっと土鍋でご飯を炊いております。
早寝やお白湯の習慣は、私だけがやっていて、夫はとくに意識していないので(でも、気づけば夫も以前に比べたら、だんぜん早寝になっています)、我が家で、家族にも浸透しているアーユルヴェーダの知恵といったら、この炊きたて土鍋ご飯が、一番かもしれません。
別に、あやしがられることもなく、嫌がられることもなく、受け入れられています。
家族の健康のためと思って勉強して、玄米に目覚めたり、菜食に目覚めたりすると、何も知らない家族はめんくらって、受け入れられないことはよくありますよね。アメリカでは、「マクロビ離婚」なるものもよくあるとか。。
わたしも、アーユルヴェーダに出会う前、玄米にいっとき目覚めたときは、夫に嫌がられたものです(^_^;)
アーユルヴェーダに限ったことではないのですが、なんでも身体に良いことや、健康によいとされるような体操にしても、食事にしても、どんなものでも、急激な変化は(仮にそれが良い変化であっても)心にも身体にも負担になるもので、
さらに家族は、なんの前情報もなかったりすると、めんくらってしまって、そこで不協和音が響くことになりかねないので、
どんなことでも、ちょっとずつ変化させていく、ちょっとずつ取り入れていくというのが、おすすめなのです。
早寝だったら、いつもより15分早く床に着くとかですね。
食事に関しては、ほんと個人の体質もありますし、そのときのお仕事の状況や、身体の疲れ具合などによっても、何をどんなふうに食べたらいいのかは、いろいろ変わってきますので、なかなか難しいところがあります。
ですので、万人にとりあえず、無理なく勧められるものとして、
炊きたてのご飯を一日に一回は食べる!(別に土鍋でなくても大丈夫です)
それが無理なら、週末だけでも炊きたてご飯を食べてみるとか。。。
そんなところから、初めてみるのもよいかもしれません。
下の写真は、今日の夫と私のお弁当。冷えても美味しい土鍋ご飯です。この竹を編んで作ってあるお弁当箱は、ほんとご飯やおにぎりをもっていくのには重宝しています。
アーユルヴェーダの知恵は、日本の古来に伝わる知恵と重なる部分もたくさんあります。そこがまた面白くて、はまっているところかもしれません。。(^◇^)
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