早く寝てみよう!

 

皆さま、寝るのはお好きですか?

 

寝るのが ” 嫌い! ” という方は、あまりいないと思うのですが、寝るのがもったいない、あるいは、寝ようと思っても寝られない。。ネットサーフィンをしたり、テレビをみたりしていて、ふと気づくと夜中になっている。。

というような方が、多いかもしれませんね。

 

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このような類の本も、たくさん売られているので、忙しいビジネスマンの方、あるいは子育てに追われていて、自分一人の時間がなかなかもてない方は、睡眠の時間を惜しんで、仕事やご自身の時間の確保に励んでいるのではないでしょうか?

 

寝ている時間は、確かに確かに一見何も生み出すことはないので、短い睡眠時間で身体も頭も元気でいられるなら、そのほうがいいとみなさん、思ってしまいますよね。

 

でも、一方で「寝る子は育つ」

と、昔から言われますよね。

 

『陰と陽』 とか、『気・血・水』 の バランスをとっていくのが東洋医学ですが、

東洋医学では、睡眠は「陰」と「気」を滋養する大切な時間であると考えます。「陰」は体を構成する大切な物質です。

そして、その「陰」を”1日”という単位で考える時、お日様が顔を出している時間帯が”陽”の時間帯、日が沈んでからが、”陰”の時間帯で、”陰”がピークに達する時間帯は22時から2時です。

つまり、体内の”陰”を滋養するためには、”陰”の時間帯である夜中の0時前後に睡眠をとる必要があるのです!!

ですから例えば同じ4時間睡眠であったとしても22時から2時に睡眠を取った場合と、2時から6時まで取った場合では、体に与える影響は異なり、前者の方が良い睡眠の取り方と言えます。

 

鍼灸の技術でも、陰分不足の方に、”陰”を補うための治療ポイントは、もちろんあるにはるのですが、そして、寝不足の方には、それを補う治療をしてさしあげますが、

でも、どんなに超ベテランの鍼灸師の先生の腕をもってしてでも、ご自身がちゃんと夜ねることで補うことのできる”陰分”と、同じだけの”陰分”を治療で補うことはできません。

それほどまでに、わたしたちの眠る力 睡眠の力 は、ものすごいパワフルなのです。

というか、私たちがどんなに科学を発達させて、スーパーコンピューターを発達させて、人工知能を発達させたとしても、

私たちの、この春夏秋冬の自然のサイクルや、命が誕生してやがて死を迎えるとか

そういう自然のメカニズムを作り出すことはできないのです。

長年、化粧品の販売に携わってきましたが、化粧品を使う量は少ないけれども、子供と一緒に早寝している人の、肌の快復はどの人もとても早かったです。一方で、夜のお仕事で、どうしてもいつも寝るのが明け方という方は、どんなにスペシャルな美容液をふんだんに使って頂いたとしても、どうしたって、お肌の快復には時間がかかっていました。

美人は夜作られるとも言われますが、本当にそうだなと思う場面がたくさんありました。

 

私自身も、鍼灸師を目指すために、専門学校に通っていたときは、昼間仕事して、夜の夜間部に通っていたので、22時にはとても寝られななかったのですが、でも、学校のない週末だけは必ず早寝をこころがけ、学校が休みの春休みや夏休みは、とにかく早寝をこころがけて、日ごろの陰分不測を補っていました。

そして、無事に学校卒業してからは、また22時には必ず寝る生活にもどり、とても体調がよいです。昨日治療を受けに来てくれた友達も、「なんかめっちゃ肌ツヤいいね!」と言ってくれました。

これは、間違いなく早寝の効果。治療院オープン準備とオープン後も、あたふたしていますが、よりよい治療ができるように、自分の体調管理もとっても大切な仕事なので、早寝だけはこころがけているのです。

早寝のメリットとして、お金がかからない!というのもいいですよね。

そして、どんなに高価なサプリメント飲むよりも、高級エステにいくよりも、お肌や髪の潤いが変わります。

 

お仕事が忙しくて、とてもふだん早寝なんかできない!という方も多いと思いますが、そういう方は、ぜひお休みの日だけでも、週1日だけでもよいので、22時までに布団に入るというのをやってみていただきたいなと思います。

布団に入っても眠れない!という方は、ぜひ近くの鍼灸院をたずねてみてください。

鍼の施術をしたあとは、とてもよく眠れますので!