自分だけのツボを探そう

今日の午前中はお灸教室でした。

今日のお灸教室には、以前、お正月飾りでお世話になった大工さんが参加してくださり、お灸に使える竹をたくさんお土産に持ってきてくださいました。


【竹の輪】灸といって、竹の筒の中に艾(もぐさ)を入れて、そこに火をつけて、温めていきます。両手のひらではさんでコロコロやったり、写真のようにふくらはぎにあてて、ころころ転がしながら軽くマッサージするように温めていきます。柔らかなマッサージ効果と、もぐさの穏やかな温熱効果で、とても気持ちよいのです。

その大工さん、どうやって竹をお灸に使うのか興味深々だったようですが、実際試してみて、「これは気持ちいい♪」と気持ちよさそうに体験されていました。

グリーンサロン鍼灸院 では、初めての方でも、安心してできるお灸のやり方をお伝えするとともに、ご自分だけのツボの探し方をお伝えしています。

お灸もドラッグストアやネット通販で気軽に手に入りますし、お灸情報もネット検索すれば、「こういう時にはこのツボにお灸するとよい」という情報も簡単に手に入るようになりました。

なので、そういう情報をもとに、お灸をしていただいても、十分効果は感じていただけると思います。

お灸教室に参加していただくと、さらにご自分にとって、最適なツボの探し方を学ぶことができます。

例えば、同じ肩凝りでも、食べ過ぎから肩凝りになっている場合もあるし、パソコンのやり過ぎもあるだろうし、赤ちゃんを抱っこしていて肩凝りになっている場合もあるでしょう。同じ肩凝りでお原因はさまざま。肩の凝り方も人それぞれなのですね。

なので、自分にとって、一番お灸が効果的にはたらくツボ、そして、部分的な症状のみならず、全身の調整をしてくれて、全体的に身体が整うツボの探し方をお伝えしています。

この方法でツボをみつけて、お灸をしていくと、痛む場所そのものにお灸をしなくても、張っていた肩の凝りが楽になったり、両腕で左右差のあった筋肉の張りが、緩んだりしていきます。

直接、肩凝りの場所や、筋肉が硬直しているようなところにやっても、もちろんOKなのですが、そこはひとまず置いておいて、基本的なツボの探し方でみつけた自分だけのツボにお灸をしていくと、結果的に気になる部分の痛みや張りが和らぐというのは、よくあることです。

今日も、周りの人がみていてもわかるぐらい、腕の筋肉の張りが緩んだ方がいらっしゃいました。

そういうツボの探し方をすると、気になっていた症状だけではなく、それいがいのところにも(自分では気づいていなかった不調などにも)効果が発揮されて、結果的に全身調整ができてしまいます。

こういうツボの探し方は、ネット検索ではなかなか出てこないと思うのですが、 でも一度体験してみたら、とっても簡単なので、お家でもすぐにできます。東洋医学や鍼灸に関する難しい知識や理論なんかはいっさいいらないし、とても安全です。

コツを一つお伝えするとすると、自分の手の感覚を信じること。ていねいに、自分の手や足を触っていって、冷たかったり、ザラザラしていたり、凹んでいたり、乾燥していたり、シワが多く寄っているところを探します。あと右足と左足、右手と左手を比べて、左右差があるところは、自分だけのツボ探しの、大きな手掛かりになります。

ていねいにざらつきや凹みをみつけたとして、それが特に左右で差がある場合には、そこは絶好のお灸ポイント、「自分だけのツボ」になります。

「こんなに丁寧に自分の手や足の肌を触ったことなんかないよねー」

との声も、毎回よく聞かれます。

ていねいに肌を触っていくだけでも、じつは身体は変わっていきますので、自分だけのツボを探す行為が、すでに治療(セルフケア)にもなっているのですね。

お時間ないときは、とにかく肌を擦る、なでるだけでもやってみてください。冷えてるところにじっと手をあててあげるだけでも、身体は喜びますよ♪

「自分だけのツボ」の探し方を自分も学んでみたいという方は、お灸教室かお灸治療を受けにきていただければ、お伝えしています。

今月は、20日の(水)にも、お灸教室を開催することになりました。

2月20日 水曜日
10:30-12:30
グリーンサロン鍼灸院 @ 小田急線 祖師ヶ谷大蔵駅から徒歩3分

定員5名です。

詳細はこちら →「自分にとってのちょうどういいを知るお灸教室」 

季節の変わり目で、気温差も激しくなってます。ぜひ体調管理にお灸をお役立てくださいね。