冷えを自身で判定する方法

ここ最近、感じることを大切に!というお話をしてきましたが、

 

今日は、統合医療の最先端で、活躍されている川嶋朗先生の著書

川嶋朗式 すぐ効く ずっと効く 冷え克服

より、冷えを自身で判定する方法をご紹介したいと思います。

この判定方法も、やはり、ご自身の手で触って感じる方法です!

 

「冷えは万病の元」と言われますが、実際は冷えているのに、冷えを感じてらっしゃらない方は以外と多いです。

そして、冬でもアイスコーヒーを飲んでいて、そばで見ている私の方が見ているだけでも冷えてきてしまう。。なんて事もあります(^_^;)

 

西洋医学的には、冷え性や冷えという、病気はありません。”冷え”という概念そのものがないので、診断のしようも、治療の方法もありません。

一方、漢方医学や、日本の伝統医学の世界には、古くから”冷え”という概念があり、冷えを「未病」の一つとして捉えています。

中国最古の医学書ともいわれる『黄帝内経』の『素問・四気調神大論』に

成人は巳病を治さず、未病を治し、巳乱を治めず未乱を治める

とあります。

すでにかかってしまった病気ではなく、病気になる前にその芽を摘み取ることができるのが優れた医師、動乱の世を治めるのではなく動乱を防ぐのが優れた政治家という意味です。

 

鍼灸古典の『難行』や日本の江戸時代に活躍した貝原益軒の『養生訓』にも同じようなことが書かれています。

漢方の世界や、日本の伝統医学の世界では、予防医学が重視され、冷えも未病としてとらえて対応していたのです。

 

西洋医学では、まだ病気(病態)として認識されていないので、とくに対処のしようもありませんが、

 

ほっておけば、重大な病気を引き起こす可能性があります。

 

病気になってからの治療より、予防、

いま健康でも、さらに高い健康レベルを実現していきたいと願っている

『Green Salone』では、

当然、「冷え」を見逃してはおけません。

 

ですので、その簡単な指標をお伝えします。

 

冷えをご自身で判定する方法とは

「朝起きた時、まだ布団の中にいる状態で、自分の体にふれる」

というもの。

 

 

朝、おきたら、布団の中にいる状態で、まずわきの下に手をいれます。そして、お腹、腰、足先、手の指など、体表の各所を触ってみます。

それで、わきの下よりも、冷たいと感じる場合は、そこが冷えています。

 

朝一番で、全身触れてあげるだけでも、気のめぐりがよくなりますし、

冷えていることを知り、そこに意識がむくだけでも、自然と流れがよくなるものです。

暖かくなってきたと思ったら、今日のようにまた冷え込む日があったりして、どうしても身体に負担がかかります。

こまめに服装を調節したり、カイロ、湯たんぽなどを活用して、

暖かくしてお過ごしくださいね。

 

ご自身だけでは、どうにも冷えが改善されないと言う方は、

お灸教室や、鍼灸施術を受けにいらいしてくださいね。