強い肉体と精神をつくる「ギー」の作り方

昨日のブログでご紹介した「オージャスドリンク」を作るときに使われる、「ギー」は、アーユルヴェーダでとても推奨されているオイルです。

 

 

アーユルヴェーダでは、「ギー」はあらゆる油の中でも、特に純粋な油であると教えています。ギーは、別名、「精製バター」あるいは「バターオイル」とも呼ばれており、簡単に言えばバターから一切の不純物を取り除いた純粋な乳脂肪です。

「ギー」は、純粋意識が物質化した、生命のエネルギーが物質化した「オージャス」に溢れています。その効能は優れていて、定期的に「ギー」を摂取すると、記憶力、理知、消化力が増し、強い肉体と精神を獲得することができるそうです。免疫力を強化するため、各種の最近やウィルスから体を守り、また精神的ストレスを遠ざけます。

 

油は、摂り過ぎは確かに、健康にもいろいろ問題を引き起こしてしまうのかもしれませんが、油が足りないと、肌も髪もかっさかさになるし、細胞膜やホルモンの材料でもあり、人体にとって必要不可欠なものですから、良質なものを適量取りたいところですね。

 

そんな中で、「ギー」は、日本では馴染みがあまりないですが、先に述べたように、とても良質ですし、使いやすく美味しいので、ぜひ、お家でも常備しておくことをお勧めします!

 

というわけで、ネットでも今は買えますが、家庭でも簡単に作れるので、作り方もご紹介しておきます。

 

「ギー」の作り方

材料:無塩バター 200g

手順:

  1. バターを透明なガラス、または白いホウロウ、もしくは綺麗なステンレスの鍋に入れて、弱火にかけます。
  2. 木べらでバターを小さく砕きながら溶かしていきます。
  3. バターが溶けてくるとアクが出てくるので、それをスプーンなどですくい取ります。この時、決してかき混ぜないようにします。かき回すと、沈殿するはずの不純物が沈殿しなくなってしまいます。
  4. 弱火のまま火にかけいていると、パチパチと水分が蒸発する音がします。この時、決して鍋から離れないようにして、油の色と立ち上がってくる香りに注目します。
  5. 7~8分すると、油の色が急に透明感を増し、甘い香りが上がってきます。(とっても、よい香りです)この状態が「ギー」の完成です。すぐに火を消します。この状態を見逃して過熱を続けると、鍋の底から一気に焦げてしまいます。
  6. まだ熱が残っている熱い内に、ギーをクッキングペーパーかガーゼで濾します。(我が家では、ペーパードリップ用の、コーヒーフィルターが便利で、もっぱらそれで濾していま)鍋の底面に残った茶色のカスは、焦げたタンパク質です。
  7. 出来上がったギーを、煮沸消毒した水滴のついていないガラスの容器い入れて保存します。冬場は常温でもよいですが、夏は冷蔵庫に入れて保存しましょう。賞味期限は1ヵ月くらいです。

 

これが、一般的な作り方ですが、バターの分量がもっと多かったり、どんな鍋を使うのか、ご自宅のコンロの火加減などで、毎度微妙に出来上がるまでの時間が変わります。

この火を止めるタイミングが、なかなか最初は難しく、早過ぎると不純物が除ききれないし、タイミングが少しでも遅くなると、とても甘くて香ばしいギーの香りが、いっきに焦げ臭くなってしまい、残念な出来になってしまうのです(^_^;)

 

私も、何度も失敗しましたが、最近は鍋が変わっても、火を止めるタイミングを逃すことがなくなりました。

 

最初は、ネットで、「ギー」を買ってみて、本物の香りと味と、効果効能を確かめたうえで、

次は、ぜひご自宅でも手作りの「ギー」にチャレンジしてみてくださいね!

 

出来上がった瞬間の、あのなんとも ’甘い香り’ が、

たまらないのです(*‘∀‘)

これぞ、オージャスの質なのかなーと思います。

 

ぜひ、味わってみてくださいねー(*^-^*)