お屠蘇づくり
今日は、お屠蘇づくりのワークショップに参加してきました。
お屠蘇って、簡単にお家で作れるんですね!!
お屠蘇とは? wikipedia によると
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「屠蘇」とは、「蘇」という悪鬼を屠(ほふ)るという説や、悪鬼を屠り魂を蘇生させるという説など、僅かに異なる解釈がいくつかある。数種の薬草を組み合わせた屠蘇散(とそさん)を赤酒・日本酒・みりんなどに浸して作る。
屠蘇は、通常、屠蘇器(とそき)と呼ばれる酒器揃えによって供される。屠蘇器は、屠蘇散と日本酒・味醂を入れる銚子(ちょうし)、屠蘇を注ぐ盃、重ねた盃をのせる盃台、これらを載せる盆からなる。屠蘇器には、漆器製、陶磁器製、ガラス製など様々な種類がある。
小・中・大の三種の盃を用いて飲むが、「一人これを呑めば一家病無く、一家これを呑めば一里病無し」と言われ、日本の正月の膳などに呑まれる。
元日の朝、年少の者から年長の者への順に頂く
屠蘇散の処方は『本草綱目』では赤朮・桂心・防風・抜契・大黄・鳥頭・赤小豆を挙げている。現在では山椒・細辛・防風・肉桂・乾薑・白朮・桔梗を用いるのが一般的である。人により、健胃の効能があり、初期の風邪にも効くという。時代、地域などによって処方は異なる。
漢方薬と同様、ある人物の胃弱や風邪に効いたからといっても、他者にあてはめるのは危険である。白朮ひとつとっても、むくむほど水分滞留体質の人にはよいが、水分不足体質や水分代謝機能の高い体質の人が飲むと、炎症悪化や血行不良等につながる恐れがある。生薬や屠蘇散の処方に関する専門知識を有する者に、飲用の是非を尋ねることが望まれる。もしくは食用レベルにまで処方量を減らし、薄めることが無難である(疾病に対し医師より処方される医薬品漢方は、煎じ薬換算で=一日分量20g程度。これに対し市販の屠蘇散の一回量は1割程度の2g程度であるため、食用範囲であり、かつ医薬効能は見込めない“気休め”程度である)。
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とのことです。
身近にある生薬を使って、家族の健康や無病息災を願って作られ、年の初めに、それをみんなで飲んだのですね。
何か特別なものが入っているのかと思いきや、
アーユルヴェーダ好きで、カレー好きの我が家には、けっこう常備されているものも多く、意外でした。
鍼灸の学生時代に、大御所の先生が、「これがお屠蘇だよ!」と、
年末の最後の授業のときに、漢方薬の粉のようなものを、授業に持ってきてくれたのですが、
それがなんとも良い香りで、「お屠蘇って、漢方薬だったんだ。。。」
との、単純な理解で、過ぎ去っていったのですが、
あのよい香りが、記憶に残っていて、
今回、フェイスブックのイベントで発見し、お屠蘇づくりのワークショップに参加してきたのです。
上記にある、基本的なブレンドとは、だいぶ違っていましたが、
今日のブレンドは、
陳皮:風邪予防
メース:消化不良、健胃作用
シナモン:消化促進、風邪予防
クミンシード:消化促進、口臭止め
アニスシード:健胃、腸内に溜まったガスをだし、解毒作用
クローブ:抗ウイルス、血糖安定
クコの実:滋養強壮、高血圧予防、利尿作用。
カルダモン:整調、健胃、悪酔い予防
ジンジャー:風邪、インフルエンザ予防、関節痛
八角:芳香性健胃薬、鎮痛剤、駆風剤、腹部膨張、嘔吐(これだけ家にあったので、あとで加えました)
ハーブやスパイスを、これだけ集めてただけでも、とても良い香りがして、いかにも元気になりそうです!
本当は、大晦日の日に仕込んで、元日の朝に頂くのですが、
まちきれず、さっそく仕込んでしまいました。
お屠蘇の作り方
屠蘇散(お好みのスパイスやハーブをブレンド)
日本酒または、本みりん 200ml~300ml
屠蘇散を、日本酒または本みりんに、6~8時間ほど漬け込む。
漬け込んで、よい香りがしてきたら、茶こしや茶袋等で濾してできあがり!
以上
とっても簡単ですよね
アルコールが苦手なかたは、みりんで漬け込んで、できあがったものを炭酸で割って飲んでもよいので、お子さんも大丈夫です。
アルコール好きの方は、辛口の日本酒で漬け込んだらおいしそうですね!
なんでも、中華街にある「源豊行」というお店には、良質なスパイスやクコの実などの、中華の食材が置いてあるそうなので、
ちょうど、来週中華街に行く予定があるので、ぜひとも立ち寄って、お屠蘇の材料も購入してきたいと思います!
今月中、深呼吸空間『Green Salone』に、お越しの患者様には、
お屠蘇散が、もれなくもらえるかもしれません!
ちまたでは、インフルエンザが流行っているそうですが、
お屠蘇散には、抗ウイルス作用や、健胃作用、滋養強壮、身体を温める作用 などがあるハーブやスパイスがふんだんに使われていますので、
インフルエンザの予防にも効果的です。
ぜひ、ご家庭で手作りしてみては、いかがでしょうか?
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