豆腐を科学する!?

昨日は、ひさびさに高校のときの同窓会があり、行ってきました。

卒業したのが、27年前で、前回のクラス会から17年振りの開催ということで、ドキドキしながら会場に向かったのですが、

 

みんな驚くほど変わっていなくて、しゃべり方や仕草、表情まで、あの頃のままの人がほとんどで、

人間て、そうそう変わるものではないのですね。

 

そういう私も、「全然、変わってないねー」とみなに言われました(^▽^;)

 

変わらない昔の仲間達としばし時を過ごし、

高校生の頃の想いでにひたっていて、ふと思い出したことがあります。

 

そう、高校生の頃、「化学の実験」という選択授業が好きだったのですが、

なんで好きだったかというと、身近な食材である「豆腐」というものが、

 

じつは、「化学」で習う法則を使って説明できて、作ることができる!

なので、その化学実験の授業中に、みんなで豆乳からお豆腐を作ったりするのです。

 

それ以外にも、オレンジジュースで毛糸を染めたり、

乾電池をリサイクルしたり

などなど。

 

身のまわりの物を、公式を使って説明ができたり、リメイクすることができたりすることが楽しくて、

 

決して、化学の成績がよかったわけではなかったのですが、身近なところにいかされているというのが面白くて、大学でもその道に進んだのでした。

 

そして、今になって、東洋医学という学問を実践する仕事につくことになるとは、だれも予測はしてなかったと思うのですが

 

ふと、思ったのです。

 

身近なものを科学する!

 

という点では、化学の世界も、東洋医学の世界も、じつは同じだと。。。

 

化学の世界は、元素記号や化学の方程式などを使って、いろんな食材やら素材やら、いろんな化学反応やらを分析したり活用したりして、日常生活に活かしていくわけですが、

 

東洋医学の世界では、

「陰陽五行」という物差しによって、人の身体をみたり、性質をみたり、陥りやすい感情について考察したり、その人の家族構成や、お仕事、気候や天気との関係を考えたりしていきながら、施術をして、その人の生活がより快適になるようなサポートをしていきます。

 

化学も、東洋医学も、どういう物差しを使うかの違いこそあれ、

そしてそれが、目に見えたりはっきりと数値化できるか?

それとも、数値化が難しいのか?

 

という違いはあるものの、

 

「やってることは、じつは同じなのかもしれない!!」

 

と、思ったのでした。

 

そういう意味では、姿、形、仕草のみならず、

思考まで、高校生のときから変わっていない私なのかもしれません(^_^;)

 

先日母の捻挫に対応したスパイスの湿布は、東洋医学の知恵でもありますが、

まさに化学ともいえますしね。

(ターメリックには炎症を抑える効果があり、ケガにももちろんですが、ニキビなどの炎症にも効果があります。また、解毒作用が強いので、お酒を飲む前に飲んでおくとよいと、ドリンク剤に使われたりもしてますね。→ つまり、これは化学の知識が生活に活かされているわけですね。)

 

お灸カフェの日の記事で、艾をひねるのと、草餅をまるめるのが、似ていてびっくりしたと書いたのですが、

 

まさか、学生の頃に学んだ「化学」と、鍼灸の仕事にも こんなにも共通項があるなんて、改めてびっくりしました。

 

というか、私自信が変わっていないので、

同じようなことに興味を持っている。。

 

ということなのかもしれませんね(^_^;)

 

それにしても、人間って、面白いものです。。