美しさを養うために、今の時期やっておきたいこと。

2018年1月15日

や東洋医学の古典「素問」には、
次のように書かれています。

「冬の3カ月は『閉蔵』といって、あらゆるものが閉じこもる季節。
この時期の天地の気の特長は『冷え』。
水も地も凍るほどの強い寒さで、太陽の力も及ばない。

夜は早く寝て、朝は日が昇ってから起き寒気にやられないようにすること。
気持ちを静めて、あれをしたいこれをしたいというような欲を出さないこと。
常に満足していること。
からだを温かく保ち、汗をかいて冷やしたりしないこと。」

「美しさを養う」ためにこの時期大切な養生として、まず大切なのが ”早寝早起き” ではなく、”早寝遅起き”なのですね。

太陽が昇ってから起きるようにすること とあるので、7時半くらいまで寝て

ないとですよね。

学校があったり、仕事があったりすると、平日はなかなか難しいと思いますが、

お休みの日だけでも、ゆっくり寝てみてくださいね。

家族のために何かと忙しい主婦の方も、「古典」を理由に、ぜひ、お休みの日は朝ゆっくり寝てみてください。

あ、ここで大切なこと、

早寝もすること! 「遅寝遅起き」では、「美しさ」は養われないので、お間違えないように。夜は早くねること。

早くねても、ほんとこの時期はよく眠れるものです。

あと、とても大切になるのが、「水分をよく摂る」ということ。

この時期は、本当に乾燥しています。お肌だけでなく、身体の内側も非常に乾燥します。

私たちのからだは、60パーセント以上が水分と言われていますから、乾燥するということは水分が不足するということなので、生命にとっても、非常に危険なことなのです。

もちろん、乾燥によりこの時期流行るインフルエンザの感染リスクも高まってしまいます。

お肌ももちろん、乾燥してしまいますから、

喉が渇いたという意識がなくても、常に、水分補給です!

そう、「喉が渇いていなくても!」というのが、ポイントです。

理想は15分に一度、一口飲む。最低でも、30分に一度は必ず水分補給しましょう。

一度にたくさんではなく、こまめにちょこちょこ摂るのが、理想的です。

こまめに、ちびちび、常温以上のお水が理想的。

お茶をまめに摂取する場合には、かなり薄いものにしてみましょう。

食べるものとしては、この時期は、地中に潜るように深く深く根をはるようなお野菜をたくさん食べるのがよいですね。

ごぼうや、にんじん、れんこんなどが代表的ですね。

とにかく体を暖かく保ちたいので、この時期生野菜や厳禁です。

温かいお鍋や、温かいスープなどにして、やはり水分補給も上手にしながら、精気を養いましょう。

さらに、

「美しさを養う」ためにこの時期大切な養生

もう一つポイントがあります。

それは

良く寝て、温かい根菜類の入ったお鍋を食べて、「養った精気」を

「温存」していおくこと。

この時期は、しっかりと養ったら、しっかりと溜め込んでおくのです。

むやみに発散しません。

汗をかくほど運動もしません。

地中の中で、じーっと春を待つ草木たちのように、エネルギーを温存しておくのです。

今年は、1/20 が 大寒ですので、この頃までは、

とくに、気を付けて、冬ごもりの気分で、最低限のことだけして、あとは寝て過ごしましょう。

そうすると、春にむけて(今年の立春は 2/4(日)です)、美しさが養われて、

その後の今年一年の活動が、より軽やかに愉しくなることでしょう!

ぜひとも、お試しくださいね。