加熱ハチミツに、お気をつけください!

 

みなさま、ハチミツはお好きですか?

 

私が、小学校の頃は、ふだんはマーガリンなのですが、ときたま給食のパンにつけるハチミツが出されて、その日はとても楽しみだったのを覚えています。

 

あと、やはり私世代が小学校の頃といえば、リンゴとハチミツ入りの「バーモントカレー」のCM。

みなさんも、記憶に焼き付いているのではないでしょうか?

あのCMの影響で、自分でもカレーを作るときは、バーモントカレーのルーではなくても、ハチミツを入れると美味しくなると、なんとなく信じていましたね。

 

そして、月日は流れ、30歳を前にして、どうも下半身が浮腫みやすくなってきて、なんだか身体も重いなーと、思っていたときに

 

「生姜紅茶」なるものが、流行り、これは身体も温まるし、

良さそう!と思って、せっせと飲みはじめました。

当時読んだ本には、甘みは黒糖か純粋なハチミツが良いとたしか書いてあったと思うのですが、

わたしは、ハチミツの結構高価なもの(今思えば、非加熱のとても純粋なもの)を取り寄せて、入れていました。

 

コーヒー好きだったのですが、コーヒーは体を冷やすけど、生姜紅茶なら、身体を温める!ということで、飲んでみたらとても美味しかったし、せっせと生姜をすって、毎日ハチミツ入りの生姜紅茶を飲んでおりました。

 

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それで、3~4か月たったころ、いや、半年ぐらいかな。。

なんだか、身体が冷えるようになったのです。

 

生姜紅茶で温めているはずなのに、おかしいなと思い始めて、お友達で整体を勉強していて食にも詳しい人にちょっと、相談してみたところ

「ハチミツは、身体を冷やすんですよー」

と。

えーー、そんなん知らなかった( ̄▽ ̄)

ま、身体のためにと、別に我慢して飲んでいたわけではなく、毎日美味しくいただいていたので、それは良かったのですが、

 

まさか、温めていると思っていたのが、冷えていたとは、驚きでした。

でも、実際、身体はそのように反応していたので、それを聞いてすぐに生姜紅茶の習慣は終了となりました。

 

そして、さらに数年後、アーユルヴェーダに出会うのですが、

南青山で、アーユルヴェーダのクリニックをされているドクター蓮村の本を読んでびっくり!

 

加熱ハチミツは、非常にやばいと!

 

ふつう、アーユルヴェーダでは、日々の生活の中で身体に溜まってしまった毒素は、温かい白湯を飲んだり、半身浴で身体を温めたり、スパイスをお料理に取り入れることで、浄化していくことができるとされているのですが、

 

加熱したハチミツだけは、非常にやっかいな毒素になってしまい、通常のケアでは、体外に排出することが難しいとのことなのです。

 

加熱ハチミツ、あんなに飲んでしまった私、。。。。

それを知った時のショックといったら、ほんと忘れられません。( ̄▽ ̄)

 

しかも、非加熱の上質なハチミツを取り寄せていたのに、それを熱々の紅茶に入れてたわけですから(^_^;)

 

がっくりです。。

 

 

ドクター蓮村のツイートをご紹介します。

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2012年10月11日

純粋な生のハチミツは、とてもよい滋養を脳神経に与えます。不純物を含まず、採取から保存にいたる過程で40度以上の熱にさらされていないハチミツは、オージャスに溢れ、アーマを浄化し、カパを減らす効果にすぐれています。

市販されているほとんどのハチミツは、ハチミツ以外の成分を含み、かつ瓶詰めにされるまでの過程で60度程度の熱にさらされています。熱にさらされたハチミツは、非常に毒性の強いアーマ(毒素)となり、長年にわたり摂り続けていると、病気になってしまいます。

ですから、ハチミツは信頼出来る店あるいは業者から、純粋で生のハチミツを買うようにしてください。それと、焼き菓子などにハチミツが入っていることもありますので、これも合わせて気をつけるようにしてください。

ハチミツの効能は、花の種類ではなくて、いつ採蜜されたかで決まります。たとえば、冬から春にかけて採蜜されたハチミツは、聴覚に関係している蝸牛神経や眼球の運動に関係している外転神経にとてもよく、春に採蜜されたハチミツは、味覚に関係する舌咽神経や光量の調整や眼球の運動に関係する動眼神経に滋養を与えます。さらに、夏に採蜜されたハチミツは、視覚に関係する視神経や顔の表情に関係する顔面神経に滋養を与え、秋から冬かけて採蜜されたハチミツは、平衡感覚に関係する前庭神経に滋養を与えます。

こうした滋養は、成長期の子どもにはとくに大切です。1歳を過ぎた子どもには、純粋な生のハチミツを与え、脳神経によい滋養を与えると発達が進みますので、ぜひ与えるようにしましょう。

ハチミツには、4つのタイプがあります。色で分類すると、ごま油色、ギー色、茶色、白色です。最良のものは、ごま油色のものとされ「マークシカ型」と呼ばれています。一般的にハチミツは、重性、甘味、渋味をもっていて、ヴァータを悪化し、ピッタとカパを下げます。

純粋で生のハチミツは、生理機能にとってとてもよい滋養になり、毎日食べると良いですが、ヴァータを乱すのでたくさんは食べない方がよいとされます。ティスプーン1、2杯程度がちょうどいいです。

ハチミツはカパを減少させますが、パンなどの穀物のカパの質の多いものと一緒にとるとカパを乱します。ですから、通常ハチミツは空腹時に単独で舐めたり、水に溶いて少しレモン汁を加えて飲むと、カパを浄化するとてもよい飲み物になります。

どんな形であれ熱を加えたハチミツは、「マドゥアーマ」と呼ばれる熱を帯びたアーマになってしまいます。通常のアーマは冷たい質をもち、熱によって浄化することができますが、マドゥアーマは熱を加えるとさらに毒性が悪化してしまうために浄化することができません。

最近ではハチミツを加えて調理したり、お菓子に練り込んで焼いたりすることが多いですね。一度や二度なら大丈夫ですが、こうしたことを長年続けていると病気になってしまいますから、気をつけて下さい。

 

 

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ときたま、嗜好品として

ハーブティーにハチミツを入れて飲むぐらいは良いのかもしれないですが、

 

私のように、体に良いと思って、せっせと摂るのは控えがほうが良さそうですね。

 

ヘルシーなお菓子にも、白砂糖の代わりにハチミツを用いているものもあるので、それもちょっと気をつけたいですね。

 

自然の惠みに溢れて、浄化を促し、滋養を与えてくれるハチミツですから、

 

健康のためにハチミツを!を思われる方は、効果的な摂り方のポイントをおさえ、

ぜひとも、非加熱のハチミツを入手して、日々の生活に取り入れてみてくださいね。