台風に備えて
みなさま、こんにちは。
今日もかなり激しい台風が日本に上陸してきていて、関東地方では今後暴風雨が心配ですね。
今年は、夏も激しく暑く、そして何度も台風に見舞われ、
一瞬涼しくなったかと思うと、また猛暑がぶり返し、
体力をかなり消耗していらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
ところで、みなさん「気象病」って、ご存知でしょうか?
ウィキペディアによると「気象の変化によって症状が出現する、あるいは悪化する疾患の総称」と書かれていました。
NHKの生活情報ブログというコーナーに、気象病に関する記事も特集されていました。
↓
https://www.nhk.or.jp/seikatsu-blog/400/294037.html
ここ10年ほどで、認知されるようになったそうですが、
じつは東洋医学では、3000年も4000年も前から、この気象病がちゃんと病気の原因だとわかっていました。
東洋医学では、
病気の原因は大きく分けて3つ
内因(ないいん)
外因(がいいん)
不内外因(ふないがいいん)
です。
このうち、外因と呼ばれるものが、いわゆる気象病です。
外因は6つの「邪気」で構成されています。
「風邪(ふうじゃ)」「暑邪(しょじゃ)」「寒邪(かんじゃ)」
「燥邪(そうじゃ)」「湿邪(しつじゃ)」「火邪(かじゃ)」
台風は、「風邪」「湿邪」のミックスでしょうか。台風が去ったあと、急激に冷え込むと「寒邪」もプラスされるだろうし、逆にお天気になりまた暑くなるとすると「暑邪」の勢いが増すので、
病の原因も、2つ3つと重なります。
体力があれば、どんなに台風が激しくてたくさんの「邪」がやってきたとしても、どってことないのですが、なんせこの夏の激しさで、かなり体力を消耗している方も多いので
その場合は、この外邪の影響を強く受けてしまいます。
そうすると、胃腸の調子がおかしくなったり、無性にイライラしたり、夜眠れなくなったり、
神経痛が悪化したり、日中でも眠くてしかたなかったり、漠然とした不安に襲われたり
中にはぎっくり腰になってしまう方もいます。
まさか、台風の影響でぎっくり腰になるなんて!?
普通は考えられないのですが、
私たちは、想像以上に、環境からの影響を強く受けているのです。
ですから、台風がくるときには、植木を倒れないように対処したり、雨戸をしっかり閉めたり、買い物に行かなくてよいように、食料買い込んだりと、準備すると思いますが、
ぜひとも、お家のメンテナンスだけではなくて、ご自身の身体のメンテナンスも、行ってほしいと思います。
いつも以上に、冷えないように腹巻や靴下をしっかりはいたり、雨に濡れたら、ちゃんとお風呂で温まるとか、足湯をするとか、お灸をするとか
ですかね。
あとは、消化に負担のかからないものを食べるというのもとても大事です。
外からの影響で、身体もいつも以上に負担がかかっていますから、
そういうときは、消化力も落ちているので、自分の消化力にみあった食事を摂ることがとても大切です。
たくさん食べて栄養を取ろう!
とするのは、逆に消化に負担をかけて、かえって疲れをため込んでしまうことが多いです。
あと、ぜひとも早寝をすること。
早寝はじつに、体力快復には効果がありますので、やっていただきたいですね。
今日は台風の影響で、早めにお仕事を切り上げる方も多いと思います。
早めに帰って、お腹に優しい温かいスープなどを食べ、お風呂でよく温まり、
そして早く休む。
一つでも二つでも、出来そうなものがあれば、ぜひ取り入れてみてくださいね。
では、では!
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