夏の養生

みなさま、こんにちは。

先日、夏至を迎え

暦上は、夏真っ盛りです。

 

今年の梅雨は、雨が降るとものすごく冷え込んで、雨が上がったかと思うと急激に暑くなり、

早くもバテ気味の方もいらっしゃるかもしれません。

 

東洋医学、古典のバイブルには

『夏の三か月を蕃秀と言う。草木が成長し、万物が茂り花咲乱れ、陽気が最高潮に達する時期である。

この時期は夜更かしすることなく、朝は早く起床し、日中は長いが怠けてはいけない。

適当に運動して一日一回は発汗するようにこころがける。

気分的にも発散するような気持でいるのがよい

もし陽気を発散しないと、身体に熱がこもって病気になる。』

 

と書かれています。

ですので、

すでにバテ気味の方、あるいは、夏本番に向けて、今から体調を整えておきたい方は

 

いつもより、気持ち早く起きます。

そして、お白湯をすすり(冷たいものは控えます)、

排泄を済ませてから

軽い運動をします。

おでこにうっすら汗が滲むぐらいの、本当に軽い運動でよいのです。

何してよいかわからない方は、『腕振り運動』はいかがでしょう?

その後、さっとシャワーを浴びる。

 

こうして、朝のうちに陽気を身体に巡らせ、適度に発散しておくと

日中がとても楽に過ごせます。

 

そうすると、暑さによる、反動的な冷たい物の飲食も減らせるので

お腹の調子を極端に崩すこともなくなります。

 

今朝がたは、雨も降っていてかなり涼しかったにもかかわらず、

それでも電車やお店の中は、ガンガンに冷房がきいていて、冷えること冷えること。。

汗が出るどころではありません。

移動に使う電車や車、日中過ごすオフィスや学校、公共の施設。

建物の中で過ごすことの多い現代人は、汗を流すことはほとんどないでしょう。

 

でも、間違いなく季節は夏。陽気が一年で一番多いときなのです。

 

なので、上手に発散させてあげることが大切です。

 

かといって、日中の過度な運動はそれこそ熱中症を起こしかねないので(特に、ふだん体を動かす習慣のない人は)、朝の涼しいうちに、少しでよいので体を動かして、熱を発散することをやってみましょう。

動き出すまではおっくうですが、

やってみると、すっきり壮快感!

 

病みつきになりますよー(*^-^*)