空気の威力


昨日、一昨日とお伝えしている、なんとも言えない香りと温もりをもたらしてくれている、サロンの床材ですが、床一面に敷き詰めても、なお余りが出たとのことで、

それを押入れに、ぴったりはまるようにと、大工さんが加工してくださっていました。

せっかく、天然の木材にこだわり、(しかも、新月伐採で木を切るタイミングにも、葉枯らし自然乾燥という、ー 葉枯らし(葉付き)乾燥+天然乾燥の、もっとも歴史のある木と地球に優しい木材の乾燥方法 ー にもこだわった、杉材です)

心地よい空間ができつつあるので、下手な家具を持ち込みたくなくて(最近何かと話題になる、シックハウスですが、じつは部屋の壁紙や塗料は規制が進んでいて、それほど大量の化学物質は使われなくなっているのですが、家具の基準はまだまだ甘くて、家具を持ち込んだ事による、アレルギーやシックスの発症もあるとの事なのです)

押入れを上手に収納に使いたいと思って、ちょうど収納アドバイザーの方にご相談させてもらっていたのです。

そのときに、押入れは湿気るので、まずは、すのこを敷くのを提案していただいていたので、

その日帰ってみたら、押入れようのサイズに木材がきちんと揃えて切って、準備されていて、びっくりです!

大工さん、私の心の声が聞こえたのでしょうか(☝︎ ՞ਊ ՞)☝︎

それはそうと、その収納アドバイザーさんのお話で、なるほど!と思ったのが、空気の威力 です。

すのこをしくことと、あと、とにかく物をぎゅうぎゅうに詰めない事。

どちらのアドバイスも、隙間があって、空気の通りをよくしておくことで、空気の循環が起こりやすくなり、締め切ってある押入れの中なのにもかかわらず、その中での物の状態が、全然変わってくるそうなのです。

何か、除湿剤をおくとか、そういうことで対処するよりも、隙間を作ること、空気が通れるようにしておくことが大切だと伺って
あらためて、空気の威力を感じたのでした。

シックハウスや化学物質過敏症の事について、学んでいたころ、とりあえずすぐにできる対処法としては、何をさておき、

よく換気をすること。

でした。

病院でも、最近は24時間換気システムが完備されるようになり、逆に窓を開けることが極端になくなって、それで院内感染が増えているなんていくとこも、そういえばどこかで聞いた事がありました。(うろ覚えの知識でごめんなさい)

あと、私もときどき着る、お着物!
これも『虫干し』という習慣があり、必ず年に一度はタンスから出して、風通しのよいところに吊るしておくと、長持ちするんですよね。着物は親から子へ、代々受け継いで着ていましたが、長持ちさせる知恵の1つとして、やはりここでも空気の力を借りていたわけですね!

やっぱり、大自然のうみだす巨大な換気システム、浄化能力は、とてつもなく偉大ですね。

それを、生活の知恵としてちゃんと知っていた、むかしの日本人もまた凄いなと思いますね。
ぜひ、みなさんも、

大自然の生み出す偉大なる空気が、家の中でも存分に活躍できるように、晴れた日にはよく換気をして、収納空間には、少し隙間を作ってあげてみては、いかがでしょうか?