宝の持ち腐れしてませんか!?
みなさま、こんにちは。
今日は、なんとなくすっきりしないお天気で、梅雨入りもやはり近そうですね。
今日は、我が家の着物のお話です。
先日、姉が遊びにきまして、会社の部下の結婚式にに呼ばれたとのことで、そのときに着ていく着物を選ぶ作業を一緒にやりました。
うちの母が着物が好きだったこともあり、そして姉が20歳ころ、ミス着物コンテストに選ばれたこともあり、
我が家には、着物がたくさんあります。
私も、自分で着物が着られるようになってからは
もう着ないから。。。良かったら着てちょうだいと譲っていただいたものもあり。。
自分で普段来ている着物は、ちゃんと把握していたのですが、
姉用の着物も、出て来ること出て来ること
どんだけ、着物があるんだ!!
と、びっくりしました。
着物に合わせる帯も、山ほどあって、
あれやこれや合わせること、4時間以上。。
それでも、結局決まらず
また、結婚式までに寝かせておいて、考えることになりました。
そして、姉の着物を探すにあたり、どこに何があるかわからないので、
あちこちにしまわれている着物をすべて、ひっぱり出してきたので
母が、自分ようにとしつらえた着物も、出て来ると、出て来ること。。。
結局、たくさん持っているのに、着ていく場所がないとか。。面倒だと言う理由で、ほとんどは仕付け糸がついたままで。。
箪笥のこやし、宝の持ち腐れ
とは、まさにこの事をいうのでしょう。
たくさんの職人さんの手を通して作られた着物が、日の目をみることがなく、ずっと箪笥にしまわれているのをみると、ちょっと悲しくなります。
さらに、後日談。
母が7月に予定している旅行で、浴衣を着る機会があるそうで、
そのときにちょうどよい浴衣もでてきて(やっぱり、しつけ糸のついたとても素敵な浴衣です)、お友達に貸す分の浴衣もあり、それはよかったのですが、
浴衣に合わす草履を友達とさっそく買いにいったそうで、喜びいさんで帰ってきたのですが、
我が家には、まだ箱に入ったままの新品の草履が、これも何足もあるのです。。。
今朝、その新品の草履達を母と一緒に眺めて
これを、宝の持ち腐れ!と言わずして、何と言う。。。
と、またつぶやいてしまいました。
でも、このときに ふと思ったです。
『物』は、ちゃんと姿形があって、目に見ることも、手に取ることもできるので、
「宝の持ち腐れ」という現象がわかりやすいのですが、
物ではなくて、私たちの身体に宿る『才能』や『能力』も
果たして、ちゃんと使われているだろうか。。。
宝の持ち腐れになっていないだろうか?
と。
例えば、東洋医学でいう「肝」の働きというのは(西洋医学的な「肝臓」とはちょっと違います)
判断力や計画性などの精神活動を支配していて、
身体活動を円滑に行わせたり、休息を指揮する。
さらに、生体の防衛にも関わっています。
肝がしっかりしていれば、内外の変化にすばやく対応して適切な行動がとれるが、不健全だとイライラいたり、逆におどおどしたりするようになってしまうのです。
こういう働きが、「心」「脾」「肺」「腎」「胆」「胃」「小腸」「三焦」「膀胱」
など、全てに働きがあります。
これらが、相互に助けあい、時に制約し合い、相互に影響を及ぼしながら、身体の各器官の調和を保ち、精神活動においても健全で最適に働くように統制されているのです。
つまり、身体のちょっとした不調を整えていくことで、
日々の暮らしの中で、
より穏やかで、調和のとれた心持ちで物事に取り組めるようになるのです。
私たちの命のもつ、見事なまでの調和やバランスを創り出す能力。各種の連携プレイ。
現代科学や医学をもってしても、まだその全貌は明らかにされていません。
おそらく、多くの人が
自分の本来もって生まれた才能や能力を
我が家の着物のように、箪笥の肥やしにし、宝の持ち腐れにしていると思われます。
少なくとも、私自身も、まだまだ自分の中に埋もれたままになっている才能があると信じているからこそ、日々身体と向き合いメンテナンスをしているような気がします。
なぜなら、30代、40代と歳を重ねているにも関わらず
体調がよくなり、心地よく自分の身体と付き合うことができるようになり、日々の幸福感が増しているからです。
40代は、あちこち不調の出はじめる年と言われますが、
きちんと、メンテナンスしていけば、
確実に能力を伸ばせる時期でもあり、より自分の身体と上手に付き合っていけるようになるタイミングでとあるのです。
ですので、ぜひ、宝の持ち腐れにならないよう、
ご自身の身体にも意識を向けて、持って生まれた才能は、しっかり開花させてあげてくださいね。
わが、グリーンサロンでも、もちろんお手伝いさせていただいています(^^)/
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